お知らせ

月例マッグガーデンマンガ大賞・結果発表 2026年3月期

月例マッグガーデンマンガ大賞

20263月期 結果発表

第61回募集、入選1作品佳作2作品努力賞2作品選出!

今回も多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…?(3月25日締切分)

入選

賞金30万円+読切掲載権獲得

ティーンエイジブルー

春原夕

ストーリー

自分にも何か特別なものが欲しいと悩む平凡な男子高校生・桜庭想太。友達が充実した夏休みを送っていることを知った想太は、1人で花火大会に向かうのだが――!?

選 評

高い作画力と読者を楽しませるキャラクター同士の掛け合いに評価が集まった本作。各キャラクターの表情や反応の違いも丁寧に描けており、それぞれの個性を引き出せていた点も高評価だった。一方、想太が何気ない日常の中で幸せを見つけていく流れを、読者が掴みづらい構成となっている点が惜しい。想太の悩みを丁寧に吐露させることで読者がテーマを捉えやすくなり、更に物語に深みが増すだろう。次作では、主題を明確にした上でキャラクターの掛け合いを展開できるよう意識しよう。

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佳作

賞金10万円+受賞作掲載

オズワルドとトリオラの棺桶

山里

ストーリー

ダンジョンに放置された人間の死体を回収する、遺体回収屋。ある日彼は、記憶を失いダンジョンで倒れている女性を発見する。彼女の正体は?そして遺体回収屋に隠された真実とは…。

選 評

追いやすい展開に加え、序盤に提示した謎が終盤でしっかりと作品の見せ場として回収されており、高い構成力が光った作品。作品内で登場する要素がストーリーに余すところなく活かされていたが、丁寧さゆえに佳境となる場面までが冗長に感じられるのは改善点として挙げられる。さらに説明描写が多くなることで作品への没入感も薄れてしまう。必要な情報の取捨選択をしつつ、読者の期待をさらに煽れるようなシーン作りを意識してみよう。

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残照の一つ星

豹野めい

ストーリー

一九三×年、徴兵によって軍隊で2年の務めを果たすことになった新兵・凸山。理不尽な命令と過酷な共同生活の中、兄貴分である齋藤を慕っていたが…。

選 評

軍隊という環境下で生まれるキャラクターの不安、不満、憧れ、決意といった内面の表現描写が光った本作。特に、眉や目の開き具合など、目元の微細な描写に心情の機微が見られた。一方、序盤の状況説明に関しては、丁寧で分かりやすいものの本題の提示が遅くなっている。周囲との差異から齋藤への違和感を抱く流れを、説明と地続きの出来事として構成すれば、より物語に引き込めたはず。状況説明と物語の動線の一体化によって、優れた心理描写が更に活かされることを期待している。

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努力賞

賞金1万円

玉ねぎ剣士と魔王

村松イオリ

ストーリー

魔王に挑む玉ねぎ頭の最弱剣士。彼の純粋な心に亡き息子を重ねる魔王は、彼を強くするため稽古をつける。そして10年後、魔王は別の勇者一行に敗北を喫して……。

選 評

「玉ねぎ騎士」という独創的な設定と、勇者一行との戦闘における躍動感ある描写が光る一作。物語は簡潔でまとまっているが、設定が物語に活かしきれておらずドラマの深みに欠ける。またキャラクターの行動が展開の都合に左右されている印象もある。どうして魔王が騎士を追い出したのか、魔王の回想とのかみ合わせが悪く、行動に対する説得力が薄い。画力の向上を図るとともに、キャラクターの信条を物語へ深く絡めることができれば、より読者の心に響く強い作品になるはず。

ボクらは家に帰りたい

高岡あまね

ストーリー

異世界ガルバリアに住むナナト。突然光った地面から日本に転送されてしまうが、同じ境遇のアヤノに出会う。ナナトの持つ故郷へ繋がる袋を使い、帰還方法を模索するが――!?

選 評

安定した作画と構成力で最後まで淀みなく読める作品。終盤までテンポよく描いた点は評価できる。一方で展開が淡白で大きな障害や見せ場が乏しく、アイディアが設定の提示に留まった印象だ。キャラの個性を描き切れず、結末が少々中途半端に感じられる点も惜しい。今後は設定を膨らませ、読者の心を動かす山場を作る視点が不可欠だ。キャラの掛け合いを深め、予想を上回る展開を組み込むことで、作品としての密度と満足度はさらに高まるだろう。

最終選考作品

完成原稿部門

  • 『明日天気になぁれ』丈彦
  • 『隣の佐山君』ホトリ 鏡花
  • 『よろしく!よろず相談部』雫月惑

4月25日〆切の発表は
2026年6月9日!