お知らせ

月例マッグガーデンマンガ大賞・結果発表 2026年5月期

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月例マッグガーデンマンガ大賞

20265月期 結果発表

第63回募集、佳作1作品・期待賞1作品・奨励賞1作品・努力賞4作品選出!

今回も多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…?(5月25日締切分)

佳作

賞金10万円+受賞作掲載

となりの空は青い

となりの空は青い

千島まや

ストーリー

小学生ながら類まれな頭脳を持つ・藤巻うみは、学校に馴染めず孤独感を感じていた。しかし文字が読めず、計算もできない自分と正反対の青年との出会いを機に、今まで知らなかった世界が広がっていくーー。

選 評

秀才がゆえ孤独感を抱える主人公と教育は受けられなかったが人に恵まれた青年というキャラクターの対比が作品のテーマやストーリーに絡められており、完成度の高さが評価に繋がった。だが、読みやすい内容に対して画面構成の面では課題が見える。キャラクターの心情をモノローグで丁寧に掘り下げているが、文字量の多いコマの連続は読者のページをめくる手を重くする原因にもなる。読者視点でストレスなく読み進められる画面構成にも期待。

受賞作品を読む

期待賞

賞金5万円+受賞作掲載

surrender

surrender

杏弦コルめん

ストーリー

売れないバンドマン・希望の前に現れたのは、売れていたバンドマンであり他界した父親だった。ダメ出しばかりする父親にイライラしながらも、試しに父親の言う通り演奏する希望だったが…?

選 評

作品を通して伝えたいメッセージがはっきりしており、それを読者に魅せるための構成や演出がマッチしていた点が高く評価された。一方、作画面については、シーンごとに乱高下しており、線画の粗さが目立つ箇所が多く見られた。作画はキャラクターや作品の世界観を見せるために必要な部分であるため、疎かにすればするほど、作品の魅力を下げてしまうことに繋がってしまう。次回作では線画で乱高下することなく、最後まで作品の世界を描きあげてほしい。

受賞作品を読む

奨励賞

賞金3万円

カエルは帰りを待っている

カエルは帰りを待っている

貴戸わたり

ストーリー

目を離すとすぐに迷子になる少女・あけみ。そんな彼女の帰りを縁起物の力で見守り待つのがカエルの仕事だった。しかし、遂に彼の力にも限界が来てしまい…!

選 評

カエルの柔らかな動きや愛らしさを感じさせる描写に注目が集まった本作。少女によるカエルの振り回され具合と健気さが際立ち、ほっこりとした読後感にまとまっていた。 しかし、「カエルがいなければ/少女がいなければ」といった葛藤や、2人で乗り越えなければならない課題など、もう一声場面の盛り上がりが欲しくなる。 見せ場を増やすだけでなく、コマの割り方や場面の描き方など演出を磨くことで場面を盛り上げる術を磨いて欲しい。読み手の心情にグッとくる場面作りを工夫してみよう。

努力賞

賞金1万円

私だけのハッピーエンドの物語

私だけのハッピーエンドの物語

柳生そると

ストーリー

婚約者である王太子を守るため、強さだけを求められてきたディアナ。おとぎ話のような恋物語への憧れを隠しながら生きてきた彼女であったが、ある日、目の前に謎の暗殺者が現れて!?

選 評

見せ場となるシーンでの華やかな画面作りや、細部までこだわった丁寧な仕上げが好評価を受けた本作。遠近感を意識した奥行きのある画面を作れている点も高評価だった。その一方、全体を通してひとコマひとコマの情報量が多いことで、読者の視線が散ってしまい、作品への没入感が薄くなっている点が惜しいところ。物語の展開や演出に必要な情報を取捨選択してすっきりした画面を目指すとともに、何を見せたいページなのかを意識したコマ割りやセリフ配置にしてみよう。

MISFIT PARTY

MISFIT PARTY

安藤 唯

ストーリー

冒険者のブレイドはカジノで大負けしてしまい、仲間のアイルに相談もなく冒険者証を借金の担保に出してしまう。2人は借金を返済するために、宝が眠るダンジョンに挑戦するが...?

選 評

確かな地力を感じさせる一作だ。見せ場や物語を一つにまとめる構成力があり、ふとした瞬間の描写には光るものがある。一方で、構成からの逆算を優先するあまりキャラクターがおざなりになっている点と、デザインやリアクションにやや古さを感じる点が惜しい。今後は、物語だけでなくキャラクター自身の魅力を前面に引き出すこと。そして、最新のトレンドを研究し現代的な表現へアップデートすること。この二点を意識できれば、より一層魅力的な作品になるだろう。

隣の芝さんは青い

隣の芝さんは青い

古月とと

ストーリー

中学時代、芝さんの走る姿に目を奪われた大平。青髪になった今の彼女に戸惑う中、自分にない強さを持つと憧れていた彼女にも、悩みがあることを知り……。

選 評

大平が目を奪われた芝さんの走る姿や涙を流す芝さんなど、キャラクターが印象強く受けとった場面の演出と表出した感情の描写に工夫が見えた本作。 その一方で、2人が話すことによって心が軽くなる感情がセリフのみで語られるため、表面的な表出になり解決するまでの流れが淡々として見える。トラウマや緊迫感による内面の変化を絵で描き、キャラクターが抱えるひっかかりを視覚的に伝えるよう意識してほしい。 次作では、より読者への共感を誘う物語として、深みが出ることを期待している。

デートに着ていく服もない!

デートに着ていく服もない!

三島縞

ストーリー

お堅い環境で育った名家のお嬢様・九条櫻子の悩み、それは…派手なギャル服を着て気軽に出歩けないこと! 好きな服装を明かせない櫻子だったが、ある日「私服」でデートのお見合い話が舞い込んできて…

選 評

一見堅物なお嬢様がギャルの服装が好きという、キャラクターのギャップとなる部分を抑えられていた点は高評価。それだけにキャラクターの設定が作品のテーマや具体的なエピソードとの関連性が薄く、情報出しに収まっている点は非常にもったいない。そのため今作品の主軸であるキャラクターの魅力が十二分に発揮されないまま終わり、消化不良を感じる。次はキャラクターの設定から読み手が見たいポイントも考慮しながら、お話を組み立ててみてほしい。

最終選考作品

完成原稿部門

  • 『騎士と魔王』門叶
  • 『ミヒリマフの特別料理人』新月&メレイサル

6月25日〆切の発表は
2026年8月11日!