【今月の第1巻】Comics introMAGtion【2020年9月刊】

2020年9月にマッグガーデンより発売する“第1巻”“単巻”コミックスを一挙に紹介!
著者への創作一問一答も掲載します!

「出会いを手放さないで」その願いが少年の寄る辺。

2020年9月10日発売

ソフィアの円環 ①

山田怜

「厄災の使徒」だと蔑まれるヴィンクルムの少年・アルス。孤独な彼の元に残るのは、同じ境遇の少女・エミリアから託された指輪と「運命の出会いを手放さないで」という願いだけ。ある日、巨大な少女の人形・ソフィアの帰郷を願う声を聞いた彼は、エミリアとソフィアを重ね――。少年が再び繋がりを求めたとき、巨大人形は動き出す。“少女”の願いを叶える旅が、いま始まる。

B6判 600円(税抜) ISBN:978-4-8000-1012-4

山田怜

過去作に『蓬莱ガールズ(講談社刊))』『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる(徳間書店刊)』などを執筆。イタリアと艦隊の擬人化と女性声優と酒と飯とゲームと……好きなものがとにかく多い。担当編集とは、打ち合わせの1/3はシラフでクダをまいている(?)ほどの仲良し。

作品ができたきっかけは何ですか?

一緒に仕事をする以前からの長い付き合いである担当さんが「巨大な人形を取り巻く人々の話を描いてみませんか」と声を掛けてくださったことがきっかけです。企画書を見たとき、私にならやれると信じて声をかけてくれたに違いない内容だなと思いました。それに応えたかったのもあるし、今まで見たことない漫画が出来上がるような気がしたので挑戦してみることにしました。

制作秘話・裏話などを教えてください!

私が呑気だったせいで、企画が立ち上がってから連載になるまで数年かかりました。こんなに時間がかかると大抵消滅すると思うんですが…(笑)出来上がったのは、その間見捨てずに根気良く付き合って下さった担当さんのおかげです。

レーガ・サンタの中で一番お気に入りのキャラクターはいますか?

うーん! それぞれに物語を考えているのもあり、皆に愛着があって全員好きなんですよね。正直決められないです。強いて言うならエネアかな。

「ヴィンクルム」という設定・存在はどのようにして生まれたのでしょうか?

ヴィンクルムはラテン語で「繋がり」や「枷」という意味です。「他者とどう繋がって生きるか」というのは人間にとって一つのテーマのようなものだと思うんですが、望まぬ状況に置かれ望まぬ繋がりを持たされた存在が、生きるために既存のカタチや方法に拘ることなく自分の方法で世界と繋がっていく姿を描きたいと思い、そのための存在としてヴィンクルムが生まれました。

読者の方へのメッセージをお願いします!

いつも読んで頂きありがとうございます。私は家族や友人を始めとした、人間の多種多様な関係性にとても興味があります。主人公のアルスがソフィアを通して自分の居場所をどう作っていくかはもちろん、レーガ・サンタのメンバーとの関係や、彼らの個々のストーリーにも注目して頂きたいです。日々の疲れを癒せるような、気楽に読める漫画ではないと思いますが…今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

キミだけの最強のチートスキルを組み合わせて、ライバルと異世界転生バトルだ!!

2020年9月14日発売

超世界転生エグゾドライブ -激闘!異世界全日本大会編- ①

原作:珪素 漫画:zunta

カクヨム発!転生者同士が4つのチートスキルをカスタマイズして異世界を戦い抜く超新感覚バトルゲーム、超コミカライズ!!

B6判 610円(税抜) ISBN:978-4-8000-1014-8

珪素

私達の生活に身近な元素である珪素。お弁当箱のフタから最新のゲーム機まで、珪素は日常の様々な場面で用いられています。珪素は、どうして色々な性質を持つことができるのでしょうか? 本日は、皆さんを珪素の世界にご招待しましょう。

zunta

筋肉人外系漫画家。

コミカライズにあたって意識している点はありますか?

画的にもキャラのリアクション等も胡散臭いくらい大げさにする事を心がけています。(zunta)

制作秘話・裏話などお聞かせください!

珪素さんからキャラデザに関してほぼほぼ一発OKだった事もあり今更色々手を加えたかったりしています。(zunta)

もしご自身が異世界転生をされるなら、どのようなプレイスタイルになると思いますか?

人型以外で出来れば2頭身程度のキャラで間接支援系が好きです。(zunta)

作中のチートスキルを現実世界で一つ使えるとすれば、何にいたしますか?

【不朽不滅】以外の選択が無い状態です。(zunta)

読者の方へのメッセージをお願いします!

デザイン当初より不安であったキャラクターが、思った以上に好印象を持って頂けたようで安心するとともに、それを良い意味で裏切れる様に頑張ります!(zunta)

生まれたときから、はじまっていた。

2020年9月15日発売

海を、歩くヤギ

イシコ

幼馴染で高校生の八木と海太郎。八木は世間知らず海太郎の世話を焼く。そして、今日も八木を呼ぶ海太郎の美しい顔には、大きな傷痕があった――。

B6判 630円(税抜) ※本作は電子書籍専売になります。

イシコ

現在、MAGCOMI上で『黄身が白と言った殻』を連載中!

本作を描くにあたって意識している点はありますか?

同時に描いてる「黄身が白と言った殻」と、ほんの少ーし絵柄に差をつけてみました。口とか。

制作秘話・裏話などお聞かせください!

作中に出てくる四谷先生というマツエクおじさんは、前作の「土の下で待つ」にも出ています。よろしくお願いします。

三良坂家は代々仕える使用人もいるようですが、具体的にはどれくらいの規模の名家になるのでしょうか?

あまり考えていませんが、通いのお手伝いさんが5人くらいと、台所番のヨネさんは住み込みです。八木家は遠い親戚なんですかね。昔はもっと幅を利かせてたけど、今はそんなでもないって感じです。

作中の登場人物は「二」家本、「三」良坂、「八」木など全て苗字に数字がつきますが、こちらには何か理由があるのでしょうか?

「三良坂」「八木」という名前が始めに浮かんだので、いっそ全員数字いれるかーとなりました。その流れで「四谷」を出しました。

読者の方へのメッセージをお願いします!

いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。見捨てないで下さい。