【MAGCOMI映画部】No.11「酔いしれるお酒もの」

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こんにちは! エンタメ全般を愛する編集者Yです!

当ブログは、漫画、映画をメインにエンタメをこよなく愛する筆者が、
毎月テーマを一つ決め、テーマに沿った漫画、映画を紹介するブログとなっております!

映画部第11回のテーマですが、みなさんは今年の4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられることをご存じでしょうか!? 若者にもっと積極的に社会に関わってもらう為の施策なんですが、「お酒は変わらず20歳から」なのだそうです。で、ですよねー……! もしかすると同じように「早くお酒が飲めるのかな!」と少し心躍ってしまった学生さんもおられたのではないでしょうか!? そんなお酒に憧れる学生さん達や、既にお酒を嗜む大人の方にも、是非お酒にまつわる素敵な作品を観てもらいたい! 

 

という事で…

 

今月のテーマ
「酔いしれるお酒もの」

 

読者の皆さまとエンタメとの架け橋に少しでもなれれば幸いです!

――では早速いってみましょう!
と、その前に( ^ω^)…

※「酔いしれるお酒もの」とは※
酸いも甘いもたっぷりの大人系ジャンル
エンタメを通してお酒との付き合い方や魅力、さらには「生き方」についても教えてくれる
少しビターな大人ジャンルです!
きっとお酒が呑めない人や、苦手な人も、観て損はないのでは。

 

~MAGCOMIの 酔いしれるお酒もの といえば~

『琥珀の夢で酔いましょう』!!

◎とある居酒屋を舞台に繰り広げられる、笑って泣ける人間ドラマ系漫画◎

『琥珀の夢で酔いましょう』あらすじ~

京都の広告会社に勤める剣崎七菜は、社内の人間に自身の仕事が認められないことに苛立ちを感じていた。そんなとき偶然入った居酒屋「白熊」で、店主・野波隆一とカメラマン・芦刈鉄雄、そして「クラフトビール」に出会う――。もっと自由にビールを楽しむ、京都クラフトビール物語!

            

~どんな作品?~

読むと絶対にビールおつまみが欲しくなる、お仕事系クラフトビール漫画です!
クラフトビール業界へのリスペクトが非常に高い作品であり、実在するクラフトビールや醸造所が出てくるのはさる事ながら、「醸造所で実際に働かれている従業員さん」まで登場するこだわりよう! そして、クラフトビール専門店として舵を切り出した居酒屋(創作料理屋)「白熊」を舞台に、日々社会の荒波に揉まれながらも、自分のやりたい事に向かって全力で挑戦していく人々を描く社会人青春漫画でもあります…。きっと読むとドキドキして、新しい世界の扉が開く事間違いなし。お酒に憧れる学生さんも、お酒と共に生きる社会人の方もきっとこの作品が好きになるはず!!!

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~読んだ感想は?~

学校や仕事終わりの夜に、お酒の代わりに是非読んで欲しい作品です!
この作品には素敵な大人がたくさん出てきます。

例えば…
「超負けず嫌いの広告会社の派遣社員・七菜」、「料理大好き天然系居酒屋店長・隆一」、「クールな海外系フリーカメラマン・鉄雄」、他にも元気系気まま女優やちょっとドライなアルバイト店員などなど…。

個性豊かで楽しそうなキャラクター達
が勢ぞろい。しかし彼女達、ハチャメチャに楽しいだけではなく、みんな等身大の大人の悩みを持っています!
その悩みの描写が丁寧で、まるで本当に彼女達が現実世界で働いている様にも感じられる事もしばしば…。

そんな彼女達を繋げたのが『クラフトビール』!!! 彼女達が「白熊」を盛り立てる為頑張っていると、そこに色んな人がやって来て、時には喧嘩したり、時には笑ったり、時には泣いたり、そして色々な出会いを通して、少しずつ自分自身と向き合っていく…。その姿を漫画越しに見ているととても楽しそうで、「大人になった自分でも、たまには青春しても良いんじゃないか!?」と何故か妙なテンションになりました!

そんなこの漫画の中で筆者が好きなシーンはここ!

 

f:id:magcomi:20220318141357j:plainf:id:magcomi:20220318141051j:plainとある夏の夜に、鉄雄の提案で立ち寄った鴨川で子供の様にはしゃいだ白熊の面々。その後余韻に浸るこのシーンを見て「大人なのに全力で川遊びが出来るのって、なんて素敵なんだろう」と思い何故かウルっと来ました。目の前の事に全力で向き合う大人って、なんだか見ていてかっこいいですよね…!

お酒って普段の自分の殻を破る事で、とても素敵な出会いを引き寄せてくれる神アイテムなのかもしれません。本当に白熊みたいなお店があったら行きたい。
※知っている方おられたら是非紹介してください。


~お酒はどこまでが適量?

『アナザーラウンド』

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◎とある教師のお酒を使った実験の映画

 

~『アナザーラウンド』とは?~

「授業がつまらない」と生徒に言われ落ち込んでいた歴史教師のマーティンが、仲間と始めたのは「血中のアルコール濃度を0.05%」で維持して授業を行う事だった。プライベートでも、仕事でも上手くいかないマーティンはこの「実験」と称した常にお酒を飲み続ける日々を得て、人生を変える事ができるのか。

 

~どんな作品?~

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『DEATH STRANDING』にも出演し話題となり、陰鬱ながらも渋かっこいい演技で評価を集める名優マッツ・ミケルセン主演のお酒を題材にしたコメディドラマ映画。コメディと言いながらも、本編はとても重苦しい雰囲気に包まれている第93回アカデミー賞で2部門にノミネートされた話題作です。

~観た感想は~

雰囲気が重たい…、重たいけど、お酒が飲みたくなる!!

主人公のマーティンは至って真面目で、本来人から非難を受けるような人間ではなく、ただ自分が「つまらない」事にとても強いコンプレックスを抱いています。そんな普通な彼がお酒に染まっていく、しかもその過程が決して楽しそうではありません! お酒を飲み人生がいい方向に向かっていても、何処か彼の笑顔からは悲壮感が滲み出ている…。そして幾度もあった幸せを掴むチャンスすら逃していく彼を見ていると暗ーい気持ちになっていく、辛い…。
ですが、この映画を見終わった時、不思議と彼みたいにお酒が飲みたいという気持ちが…!?
何故だろうと考えてみて、思い浮かんだ要因はマーティンを演じたマッツ・ミケルセンのラストシーンの名演でした。個人的な解釈ですが、このシーンがあるか無いかでこの映画の印象はかなり変わる気がします。(役者さんの演技の大切さを教えられた、とても楽しそうなワンシーンでした。)

この作品はお酒の悪い所を徹底的に描く事で、逆にお酒の魅力を表現した作品だと感じました。地味ではありましたが、マッツ・ミケルセンの渋かっこよさと共に、多くの人の心に残ったのは間違いないかと思います!

 

アナザーラウンド(字幕版)

アナザーラウンド(字幕版)

  • マッツ・ミケルセン
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~二つの作品に共通する魅力とは?
「観た後、全力を出したくなる所」です!

・『琥珀の夢で酔いましょう』は、読んだ後、好きな事に全力で挑戦したい!
と思わせてくれて、
・『アナザーラウンド』は、観た後、何もかも忘れて子供みたいに全力で楽しみたい!
と思われせてくれました。

大人になると上手くいかない事も増えて、色々と諦めがちですが、
2つの作品の大人達はピンチだからこそ逆に燃えています。
その姿を見ていると、「やってやろうやないか!」という気持ちになり、
そんな彼女達に火をつけたのは「お酒」

元気をくれるキャラクター達に、
元気を与える事の出来るお酒は
とても魅力的に見えました!

 

全力を出したいときに
(お酒と同じく)元気を与えてくれる
「酔いしれるお酒もの」
いかがでしょうか。

 

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今後も、素晴らしい漫画、映画を皆さんにご紹介していければと思います! 
では、In case I don't see you, good afternoon, good evening, and good night!