第1回
全世界待望!『ドラゴン、家を買う。』TVアニメ放送を記念し、レティ役・堀江 瞬さんとディアリア役・石川界人さんにスペシャルインタビューを敢行しました! 原作への熱い想いや、その他ファン必見のお二人の物件選びに関するイチオシ情報も…!? ここでしか読めないインタビューをお見逃しなく!
お二人が語る原作漫画の印象について
――それではまず、『ドラゴン、家を買う。』を読んでみての感想を伺えますか?
堀江やっぱり「家を探す」っていう題材が珍しいですよね。我々にとっては身近な題材をファンタジー世界に置き換えて表現しているところが面白いなと思いました。キャラクターも全員すごく立っていて、特にディアリアさんの作画の感じというか、髪の透明感が凄いなと。
石川僕は、1コマにおける情報量が尋常じゃないと思いました。文字の情報のことだけではなくて、描き込み具合も含めてです。1コマ1コマが絵画みたいな綺麗さがあるというか。例えば街並みであったりとか、モンスターが大量にいる箇所とか。一つ一つが本当に「これ、どれくらいの時間かけて描いてるんだろう?」って感じたくらいです。
堀江確かにそうですよね。
石川なおかつ、やはり絵の情報量が多いと、読むテンポが遅れてしまうものなのかなと思っているんですが、全然そんなことはなくて。会話のテンポ感の良さがあるのか、どんどんページを進められるというか。そういうところが面白さに繋がっているのかなと思います。また、そのテンポの良さと情報量の多さが相まって、何回読んでも違った楽しみ方のできる、楽しむところが無限大にある漫画だなというのは感じましたね。
――次に、演じているキャラクターの印象を聞かせていただけますか?
堀江レティは、すごく親しみやすさがある子だと思っています。もしかしたら、読者の方や視聴者の方が一番感情移入してくれるキャラクターなんじゃないかな、と。なので僕自身、この作品においてなるべく一番身近に感じてもらえるキャラクターでいてほしいなと考えながら演じていました。ドラゴンっていうイカつい見た目ではありますけど、親しみやすさとか、ちょっと抜けた可愛さとか、トータルでは守ってあげたくなるようないじらしさもあるところがとても魅力的に映りますね。
石川ディアリアは掴みどころが難しいキャラクターだなという印象を受けました。ボケもするしツッコミもするし、感情表現が豊かなわけじゃないけど、感情がないわけでもない。キャラとして尖ったところがないようにも見えるけどそうじゃなく、職業は尖っている。魔王でエルフで宅建も持ってて(笑)。紹介する物件も当然尖っていますし、何より、「心の中ではずっと楽しいんだな」というのを凄く感じるキャラクターだったので、演じるときは「自分自身が楽しいということを無意識に思っている」というのを忘れないようにしていました。でもそれを出し過ぎると作品のテイストが変わるような気もしたので……難しかったですね。ただ、魅力的なキャラクターだなとも強く思います。そうやって「この人、普段何を思っているんだろう?」って読者に考えさせるキャラって、とても魅力的に見えるじゃないですか。そういう、原作から作られたキャラクターをそのまま演じたいとは考えていましたね。
演じるにあたっての裏話について
――ちなみに、演じていて楽しかったり、注意していたりした箇所はありましたか?
堀江やはり、漫画を読むだけでも面白いと感じるボケとツッコミのテンポの良さですね。それが声になったとき、その面白さが損なわれないように注意していました。例えばツッコミを入れるタイミングについても、ちょっと食い気味に言うのか、微妙に間を空けていうのか、最初はゆっくり言うけど最後は畳み掛けるように言うのかとか。いろんなテンポや間、言い方を工夫して、そういう原作のボケとツッコミの面白さが活きるようにしていました。
事前に監督からもそういう風に演じてほしいという要望は頂いていたのですが……ただその通りにやるだけは、ちょっと悔しかったので(笑)。監督から求められているものよりも面白く演じられるといいな、予想を超えたものを出したいなと思い、自分なりに創意工夫しながらレティを演じていました。やはりそこがこの作品の魅力の一つであると考えているので、大切にしなきゃと。
石川僕も、会話のテンポを崩さないということについては細心の注意を払っていました。これはすごく大事なことだと思ったので。というのも、偶然ですが僕、ちょうど漫才をやっていまして。そのときプロの芸人さんに、「会話のテンポが笑いには大事」ということを聞いていたのもあり、そこは損なわないように注意していました。あとは、たまに感情が出過ぎて「石川君、やりすぎ!」って抑えていただくことがけっこうあったので(笑)。ディアリアはあまり感情を表に出すタイプではないですし……ローテンションのまま、どれだけテンポよくできるかというのは非常に気を遣ったところですね。
――なるほど、ディアリアは難しそうですものね。そういうレティも、基本は弱気なんだけどちゃんとツッコむところはツッコんだりと、なかなか難しそうで……。
堀江そうなんですよ!意外と勇者には辛辣だったりもしますし(笑)
作中で思い入れのある場面
――では、漫画やアニメを観て思い入れのある場面はありますか?
堀江やっぱり印象的なのは……大樹でしょうか。アニメでも感じたんですけど、世界のど真ん中にどかんと大樹がありますよね。それだけで、この『ドラゴン、家を買う。』っていう作品のファンタジーな魅力がギュッと詰め込まれているように感じまして。
大樹の近くでディアリアさんが不動産業を営んでいたり、エルフが住んでいるっていうところに凄くワクワクしまして。「異世界」ってものに対する憧憬が全て詰まっている気がしますね。僕、小さい頃『ナルニア国物語※1』という作品が大好きで、その中にタンスの中に入るとそこは異世界だったって場面があるんですけど、「タンスの向こうには異世界が広がっているんだ!」と思うだけで凄くワクワクしたんですよ。なんか、「こういう世界が本当にあるんじゃないか」って感じられるような……。その頃に感じた妄想とか期待とかワクワクが全部詰まっている。それが如実に表れていたのが、あの大樹なんじゃないかと感じました。
※1 イギリスの作家、C・S・ルイスによって書かれた児童向け小説。日本語訳は岩波書店・光文社・KADOKAWAなどから刊行されている。
石川僕は、自分のシーンじゃなくて恐縮なんですが……サミュエル卿との別れのシーンが本当にいいシーンだなと思いました。思い入れがあると言うか、印象に残るシーンと聞いてパッと浮かんだのは、「あー、そういえばあの別れのシーンよかったな」という印象だったんですよね。サミュエル卿のカッコよさが……って、凄くミーハーなこと言っていますね(笑)
「一見怖く見えても中身はいい人」というところも、この世界のモンスターと呼ばれている生物たちの本質だと思うんですよね。そういう意味でも凄く感じ入りましたし、単純に過去に何かあったのかな、悪が転じて善になったのかな……みたいにいろいろと想像できる描写が好きだったのかもしれません。
――人生の先達の方が「これから人生楽しめよ!」と伝えるような、かっこいいシーンでした。
石川めちゃめちゃカッコいいですよね。
相手のキャラクター、その他のキャラクターに対する印象
――相手のキャラクターに対する印象は、どうでしたか?
堀江ディアリアさん……なんだろう。僕は、スパダリ※2感というか。
石川スパダリって言葉が出てくる時点で若さを感じる!(笑)
※2 スーパーダーリンの略称。いわゆる「ハイスペックな男性」を表す言葉として使われることが多い。
堀江すみません(笑)。でも本当に的確なタイミングで、ふとしたときにレティにとってすごくありがたい言葉をかけてくれたりとか、「家を自分で建てる」ってなったとき、失敗ばっかりして落ち込んでいるレティに対して「よくがんばりましたね」って言葉をかけてくれたりとか……。一読者としてもそうだし、レティの立場で演じたときに、どんどんディアリアさんのことが好きになっていくような印象を受けましたね。
女の子じゃなく男の人でも、とにかくキュンキュンしてしまうんですよ。本当に人間のできた……いや、人間じゃなくエルフですけど(笑)
――でもたまに「この人、からかってるの?」って感じるときもありますよね。
堀江ありますね。でも、そこもギャップとして「あ、そういうところもあるんだ!」と感じます。いじらしいというか、可愛らしいですよね。たぶん、今後どんどんディアリアさんのファンは増えるんじゃないかなと思っています。
――しかも声が石川さんでかっこいいですし。
堀江たしかに!
石川いやいやいや(笑)
――でもなんだか、感想が……
堀江乙女的な視点ですね…(笑)
――では石川さん、レティはいかがですか。
石川レティ、可愛いらしいですよね。ドラゴンって、絵として表情を付けるのが難しいと思うんですよ。漫画ではその表情の変化がすごく緻密に描かれていて、なおかつ絵で見てもちゃんと「今、どんなこと思っているんだろう?」というのがすぐにわかるというのは凄いなと思いました。だからアニメになったときにどうなるのかなと楽しみにしていました。それに、ドラゴンって本来カッコいいとか怖いといった印象になると思うんですけど、それがすごく丸い、柔らかい印象になっているとも感じていて。精神的に同じくらいの子であるネルに対しては急に強気になって口喧嘩を始めたりするところもあるのが、とても可愛いなと思いましたね。「あ、なんかレティって見た目からだと年齢がわからないけど、たぶん精神的にはこの子と同じくらいなんだな」って思うとより可愛さが増すというか(笑)。そういうところも含めて、いいキャラクターだなと思います。
――ありがとうございます。今、ちょうどお話されていましたが、福圓美里さん演じるネルや、井澤詩織さん演じるピーちゃんに対する印象についてはいかがでしょうか?
堀江僕はレティのフィルターで見ているからかもしれないんですけど、ピーちゃんについてはお腹を痛めて生んだ子に対する母性・父性みたいなものをすごく感じます(笑)。ネルの福圓さんもそうなんですけど、アフレコをやっていると、不思議とその人がそのキャラクターに見えてくることがあって。
そのせいなのか、レティという役に入り込んで演じていると、井澤さんに対してもつい父性・母性を感じる瞬間がありますね。
石川先輩だぞ!こらっ!(笑)
堀江すみません(笑)。でもやっぱり、ピーちゃんが出てくると凄くほっこりしますね。ただでさえ全体としてほっこりとする物語の中にあって、よりほっぺたが緩むようなシーンを担当している子だなと思いますし。逆にネルは、境遇とか立場の割にはすごく俗っぽいというか。ツッコむときも凄い顔をしてツッコむし、福圓さんのお芝居も相まって「姫」っていう高貴さをあえて感じさせない役っていうのが凄いと思います。それがレティ一行に混ざったときに、違和感なく溶け込んでいるのが面白いですよね。凸凹コンビですけど、だからこそ掛け合いをすると面白くなる、みたいな。
――なるほど、ありがとうございます。では保護者側のディアリアとしては?
石川こんなこと言うと怒られるかもしれないんですが……僕はピーちゃんに対して、「この鳥ほんとは狡猾なんじゃないか?」と思う瞬間がちょこちょこあって(笑)。当然、そんなことはなく純真無垢で、本能的にレティをパパと認識しているとは思うんですけど、時折「全て理解してあえて可愛いキャラを演じているんじゃないか?」って考えてしまって(笑)。そういう意味もあり、非常に新しいエッセンスとしてパーティに入ってきたなというのは感じましたね。
好きなキャラクターについて
――演じている役以外で好きなキャラクターはいますか?
堀江僕は、家を建てたときの護衛についてくれた狼男(ウェアウルフ)さんたちが好きですね。レティはヤンキーなんじゃないかって怖がっていましたけど、「ヤンキー実は優しい説」を体現してくれているキャラクターだなと思っていて(笑)。ヤンキー3人からとても慕われているのに、当のレティは怖がっているというその構図が気持ちの一方通行感も相まって、ほっこりしたというか。これはアニメでも肝になっている部分で、目で見ても、声で聴いても面白い箇所なんじゃないかなと思います。
石川僕はバーニーが好きなんですよね。大阪弁でノリノリに喋る姿は本当に面白かったですし、相手役として演じていて僕も凄く動揺したので……(笑)
――まだ発表されていませんが、バーニー役のキャストさんの演技、本当に素晴らしかったですね。
石川そうなんですよ。それと、過去のディアリアということもあり、「どうやればいいの!?」みたいに戸惑いました(笑)。どこまでやっていいんだろう?って考えながらアフレコ現場に行って、実際にバーニーのお芝居を浴びたときに、「いやいや、その声の引き出しに対する返しは……ないんだって!」って実力の差を痛感したりもして(笑)。だから、ある意味ではバーニー役の方に僕の実力以上のものを引き出していただいたなとも感じていますね。レティとはまた違ったやりとりができましたし、何より「ああいうノリで生きていたいよな」って思うくらいには、あの人生観に憧れを感じました。「まぁ人生、常になんとかなんだろ!!」みたいな(笑)
オーディション㊙話
――次は、オーディションの思い出を聞かせていただいてもよろしいでしょうか?
石川まず驚きだったのが、僕、堀江くんがオーディションを受けていることを知らなくて。自分のオーディションが終わって扉を開けたら、外に堀江くんがいたんですよ(笑)
堀江そうでしたね。あれには僕も驚きました(笑)
石川そのまま「あれ、堀江くんもディアリア?」みたいな会話をして。
――堀江さんはレティ役、石川さんはディアリア役で受けていただいていましたが、オーディションが同じ日だったのですよね。
石川実は、オーディションのときに「もっと年とった感じの声でお願いします」って言われまして。そこで改めて自分の声質って割と青臭いというか、どこか少年っぽさが残る声なんだなと再認識しましたね。けっこう時間かけて収録していたんですよね。「もうちょっと老成して老成して」って言われ続けて……(笑)。で、「どうしよう、どうしよう」と悩んでいる内にオーディションが終わって扉を開けたら堀江くんがいたので、「もしかして堀江くんもディアリア役? だとしたら……ムズいよ?」ってアドバイスしたっていう(笑)。だから僕、けっこう自信喪失しながら帰ったんですよ。
堀江えー!そうなんですか?……そうだったんだ。
石川まぁとにかく、自分の中ではとにかく印象に残った難しいオーディションだったっていう(笑)。でも、楽しかったです。いい経験になりました。
――逆に、堀江さんのレティは最初「ネクラっぽい声で」とディレクションされていましたよね。
堀江はい。1回目のオーディションのときにそういう形でディレクションいただきました。その後「ネクラではなく、天然で明るい、けれどビビリのような形」って再度ディレクションいただき、違う声で2回目をやって。その2回目の時に石川さんにお会いした感じですね。
アフレコの思い出話
――アフレコの時の思い出はありますか?
石川実はこのコロナ禍の中にあっても、けっこう僕たちは一緒に収録していたんですよ。
堀江そうですね。
石川実は、僕たち同じ事務所の先輩後輩※3という関係でして。だから堀江くんと事務所の話をしていたことは覚えています(笑)
※3 両人とも声優事務所のプロ・フィットに所属している。
――ちなみに、石川さんはどれくらい先輩なんですか?
石川たしか、僕の方が5年くらい先輩かな? まぁ、髪色の派手さだと堀江くんとそこまで変わらないですけど(笑)
堀江たしかに(笑)。でもやっぱり、スタジオに一緒の先輩がいると、かなり緊張するんですよ。他社の先輩にはない独特の緊張感があって。
石川緊張? え、なんで?(怒)
堀江うわー怖い!ガチのやつだ!(笑)
――同じ事務所の先輩後輩として共演したというのが大きな思い出になっているのですね。
石川そうですね。特に僕はそのー……実は、あんまり後輩とかに話しかけられないタイプなんですよ。たぶん、怖いと思われているのかもしれません(笑)。でも、今作のアフレコについては会話せざるをえないじゃないですか。だからその状況を利用して「なんとか後輩とお近づきになりたいな!」って思っていて。必死さはあったんですよ。
堀江そうなんだ……(笑)
石川その結果、堀江君がかなりいい人であってくれたので。僕の心のトゲを「あっ……痛い! 痛いですけど……大丈夫!」って感じで受け止めてくれたんで(笑)
堀江あははははは(笑)
石川だいぶ後輩に心を許せたっていう意味では、すごい印象に残っています(笑)
堀江少人数じゃなく、大所帯でアフレコしていたらまた変わっていたかもしれないですね?
石川あー、たぶん堀江くんと距離とっていたかも(笑)
堀江距離とられなくてよかった(笑)。あとは、やっぱり他の声優さんがレジェンドというか、豪華なキャストさんが大勢いたことがすごく印象的でした。そのせいか、なんだかとても感慨深かったですね。
激論! お二人はマンション派か一軒家派か!?
――ちょっとマニアックな質問になるんですが、現実で住みたい理想の物件などはありますか? マンションと一軒家、どちらがいいかなど。
堀江実は……僕は昔、極小アパートで生活していたので、大きな家っていうか、広い家に対する憧れがあるんですよね。そのせいか、未だに一人暮らしだろうがなんだろうが百平米は欲しいって思っています。そのせいか物件をネットで探したりすると、まず一番最初に専有面積の項目をチェックするんですよ(笑)
――なるほど。一軒家かマンションかというよりは、とにかく広さ重視という形で。
堀江そうですね。まぁ、できればマンションの方がありがたいですけど(笑)
――石川さんはいかがですか?
石川僕、実はどちらも経験しているんですよ。元々マンション住んでいて、一軒家にも住んだこともあるので。なので、どっちのメリットもデメリットもそれなりに知っているというか。ただ、所有している物によっても変わってきそうですよね。僕、車とかバイクが好きなんですけど、そういうのを考えると「マンションだと維持費がかかるから、一軒家かなぁ」と思いつつ、一軒家だと町内会に入らないとゴミが出せないかもなんて心配したり……(笑)
堀江あぁー!
石川そういう細かいところがすごい気になっちゃって、決めあぐねているんですよね。あとは資産価値の問題とかもあるじゃないですか。マンションは土地が残らないので、それを考えると一軒家の方が資産価値としては残るからいいのかと思いつつも、資産価値として残ったところでそれを相続する対象がいるのか、できるのかとか。また、そうなると固定資産税とかもかかるぞ、とか。
――なんだかファイナンシャルプランナーの方みたいな……。
堀江ファイナンシャルプランナー(笑)
石川そういうこと気にしちゃうタイプなので、滅茶苦茶悩むんですよ(笑)
作品の中で住みたい家・なってみたい種族・職業
――本作に登場する物件の中で住んでみたい家はありますか?もしくはなってみたい種族や職業など。
堀江僕は、洞窟ですかね。本当かわからないんですけど、日の光を浴びないと肌がどんどん白くなるっていう話を聞いたことあるので。僕、美白に憧れてるんですよ(笑)
石川あはははははは(笑)。そうなんだ!
堀江そうなんですよ。なのに、どんどん肌が黒くなっていくんです(泣)。逆吸血鬼みたいな……。
――石川さんはいかがですか?
石川ツリーハウス的なのは憧れますよね。木の上に住むっていうのはね……小さい頃、何かの映画で観て以来、ずっと憧れがあるんですよ。なんか、ログハウス的な家ってそれだけで素敵に見えませんか? 「木の上で生活するっていうのはどんな感じなんだろう」っていう思いもありますし。
堀江たしかにな―……ロマンがありますよね。
石川男の夢ですね(笑)
――堀江さんも先ほど、作中に出てくる世界樹について触れていましたけど、お二人とも木に拘りがあるのかもしれませんね。
堀江あー! たしかに…ロマンを感じているのかもしれません(笑)
石川男は皆、木が好きなんだ……!
――ちなみに、レティにオススメしたい物件はありますか? ここに住むといいんじゃないかな、というような。
堀江なんかもう最早、場所がどうこうっていうよりも、レティにはディアリアさんが一緒にいてあげる必要がある気がします(笑)
――ディアリア付き物件、という感じですね。あちこち移動して遊牧民のような暮らしに……。
石川でも、定住しないってのはアリかもしれませんね。永遠の旅人みたいなことを言い出して(笑)。ディアリアが「レティさん、飛べるようになってください」って言って修行して飛べるようになったら、それこそバーニーさんみたいに空を飛びながら、永遠に旅ができるかもしれない(笑)
――修行のアイデアは面白そうですね、原作者の方も好きかもしれません。
堀江おぉー!
石川もしその物語が作られる際は、©horieと©ishikawaを入れてください!(笑)
堀江アハハハハハ(笑)
原作者に聞いてみたいこと・読者へのメッセージ
――原作者に聞いてみたいことはありますか?
堀江僕は、本当に根本のところになるんですけど、どういう経緯で家探しっていう題材になったのかが気になりますね。
――確かに、あまり見られないテーマですし。
石川僕は……こんなこと聞いていいのかわからないんですけど、フェチは、どっちになるのかをお尋ねしてみたいです。
――フェチ?
石川こういう風にモンスターを可愛らしく描く方って、モンスター的なフェチがあったりするじゃないですか。ただ、人型であるディアリアもめちゃめちゃ魅力的なので……先生方が異種フェチなのか人フェチなのかふと気になりまして(笑)。どっちも魅力的に描かれるからこその、気になり方ですね。
――それでは最後に、アニメで注目してほしいポイントなど、視聴者の方にメッセージをお願いします!
堀江ディアリアさんに紹介してもらいながら、レティが今後どんな物件やキャラに巡り合っていくのか。現実世界ではありえないような面白い物件が作中にどんどん出てきますので、楽しみにしてもらえればと思います! また、ゲストの声優さんもすごく豪華で、目と耳、両方で楽しんでいただける内容になっているかと思いますので、アニメの方もどうぞよろしくお願いします!
石川レティやディアリア以外にも、多種多様なキャラクターがこれからどんどん登場するわけですけども、その度に目まぐるしく変わっていく会話の内容とテンポを楽しんでいただければと思います。あとは何より話が進んでいくことで、どんどん変化していくキャラクターの背景などにも注目してもらえればと思います。例えばディアリアなら「どうしてエルフ+魔王+建築士というキャラクターになっているのか」ということについても、きちんとアンサーが描写されているので、そこにもぜひ注目していただけたらと思います!
――お二人とも、本日はありがとうございました!
堀江&石川こちらこそありがとうございました!
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相変わらずいい家が見つからないレティ。住まいに悩むモノは彼だけではないようで…。懐かしの面々が続々登場、まさかの黒竜も!? 竜とエルフのお家探し冒険記、第7巻!!
B6判 / 定価681円(税込) / ISBN 9784800010681
次回は4月18日更新予定!
第2回はOP&EDを担当されるオーイシマサヨシさん、
Non Stop Rabbitさんからのコメント&インタビューを掲載!