【MAGCOMI旅行部】#2 『おかげさま』の「伊勢参り」

MAGCOMI読者の皆様、こんにちは!

マッグガーデン新人編集のSと申します。

 

なかなか遠出ができないこのご時世。

旅行に行きたいと思いませんか? 

この記事では旅行に行きたくて仕方のない私Sが、マグコミに掲載されている作品を「旅行」を切り口にして皆様に紹介します!

 

 作品に登場する実在の観光地のオススメポイントを紹介したり、作品とその国や地域に関わる情報もお届けできればと思います。

なかなか自由に旅行に行けない今だからこそ、漫画を読んで旅行気分に浸りましょう!

 

今回取り上げるのは…

雪乃のりたま先生の『おかげさま』の

テーマである伊勢参り

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『おかげさま』とは…
犬がお伊勢詣りって、御存知でしたか!? 神の仕業か人の仕業か、天から札が降るのは人を伊勢へと誘う合図!誰もが夢見る伊勢の旅。みんなこぞってお伊勢参り。関西在住の俊英作家による新釈・東海道中膝栗毛、開幕。

 

▼第1話はこちら▼

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『おかげさま』第①巻好評発売中です!

 

この作品は江戸時代の庶民にとって身近な旅行であった「伊勢参り」がテーマとなっています!

 

~伊勢詣りとは~

その名の通り伊勢神宮に参拝すること

江戸時代に大流行し、多くの人々が各地から徒歩で伊勢を目指しました。

「お蔭参り」「抜け参り」とも呼ばれ、特に多い年は1年で何百万人もの人が伊勢神宮へ参拝したそうです。

ちなみに「抜け参り」は家人に告げず勝手に伊勢詣りをしに出掛けてしまう子供や奉公人がいたことから、この呼び方が定着しました!

 

 それでは作品を読み返しながら、伊勢参り気分を味わいましょう!

 

その① 東西をつなぐ旧東海道

江戸時代、徳川家康により五街道の一つとして整備された、江戸から京都までをつなぐ街道が東海道です。伊勢参りの際、多くの人がここを通って目的地を目指しました。

間にある53か所の宿場を指す「東海道五十三次」は歌川広重をはじめ、よく芸術の題材に取り上げられていますね。

旧東海道は現在でも受け継がれ、国道一号は旧東海道とほとんど同じ道順で東京と大阪をつないでいます。

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※旧東海道の起点、日本橋

 

その② 旅人を迎える宿場町

旧東海道を通って伊勢へ向かうには、徒歩でおよそ15日かかると言われています。もちろん、一続けで歩き続けられないため間の53の宿場で旅人たちは疲れを癒していました。

弥次郎兵衛たちが最初に立ち寄ったのは、旧東海道の一番目の宿場「品川宿」でした!

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現在でも品川には寺社や公園など、かつて宿場町であった名残があります。

現在は旧東海道の道幅を保ったまま、同じ通りが商店街になっているため気軽に当時の面影を感じることができますよ!

 

その③ 代参犬

本作のハチ同様、病気など様々な理由で主人が参詣できない場合、代わりに犬が伊勢詣りをすることは、驚くことに実際にもありました。当時の人々は信仰心が篤く、積極的に代参犬を助けることで徳を積もうと考えていたため、代参犬の邪魔をするようなことはなかったんだとか。

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こんなにかわいいハチが健気に伊勢参りに向かっていたら、信仰心に関わらず助けてあげたくなってしまいそうですね…!

その④ 日本の信仰の中心・伊勢神宮

伊勢参りの目的地である伊勢神宮は「神宮」と呼ぶのが正式ですが、区別をつけるため伊勢を付け呼ぶことが一般的になっています。また、神宮は内宮、外宮を含めた125社の集合体です。その中でも天照大御神を祀る内宮はおよそ2000年もの歴史があると言われています。

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内宮へは五十鈴川にかかるこの宇治橋を渡って進みます。この橋を渡るだけで心が洗われるような神聖な景色ですね…!

 

最後に、現在では伊勢神宮への参拝の際、愛犬と一緒に参拝することはできませんが、大鳥居の手前の衛士見張所で一時的に預かってもらうことができます。

また、伊勢神宮のすぐそばの「おかげ横丁」にはペット同伴OKのお店もありますよ!

愛犬と一緒に訪れてみたいですね!

 

いかがでしたでしょうか?

 

皆様も一生に一度は伊勢参りをしてみてはいかがでしょうか?

 

今回紹介した『おかげさま』第1話はこちらからご覧いただけます!

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次回もこのような形で作品を紹介していきたいと思います…! どうぞお楽しみ!

 

※本ブログへ記載した画像は、『おかげさま』1巻より抜粋し、引用させて頂きました。