2024年10月にマッグガーデンより発売する“第1巻”コミックスを一挙に紹介!
著者への創作一問一答も掲載します!
夢を諦めた俺が幼馴染(神)の眷属漫画家に!?
一問一答
本作を執筆するにあたって意識している点はどこですか?
シリアスとコメディのバランスです。
制作秘話・裏話などお聞かせください!
物語の舞台である青羽根山のモデルは、静岡県中部の鰹で有名な町を見守る『T山』です。
作中で特にお気に入りのシーンを教えてください!
萩と朱音のやりとりはどのシーンも気に入っています。
描いていて一番楽しいキャラは誰ですか?
それぞれ特徴があるので、一番というのは難しいですね...みんな面白いです。
読者の方へのメッセージをお願いします!
読んで下さる読者さんの心に優しく暖かいものを残せる物語を目指しています。
応援よろしくお願い致します!
面を着けた旅の男の名は、かつて、その美しさのあまり死を賜ったといわれる者の名とよく似ていた――。
2024年10月15日火発売
陵の王 1
今は昔、蘇合香と名乗る男が街はずれに住んでいた。道に迷い、行き倒れていた青年と出会い、その連れである少年も共に、自宅で一泊させることに。久しぶりの人との会話を楽しむ蘇合香だったが、二人の旅が龍王巡礼と知り、慌てて止める。「蘭陵王」のように殺される、と。蘭陵王とは、「そのあまりの美しさのため皇帝から死を賜った」と囁かれた者の名だった――。
気鋭コンビが贈る、ヒストリカル・ファンタジー開幕!!
B6判 770円(税込) ISBN:978-4-8000-1513-6
一問一答
本作を執筆するにあたって意識している点はどこですか?
モデルとなっている史実の蘭陵王が、美形で品行方正、誰に対しても親切で優しく、しかも強いという、まさに非の打ち所がないキラキラの王子様でしたので、本作の蘭陵王もそのイメージを踏襲しつつ、でも完璧になりすぎないように、自然体で『良い人』に見えるようなバランスを意識しています。
面のせいで見た目が怖い分、常に穏やかな雰囲気を纏った癒し系チル男子を目指しました。
少し大らかに描きすぎた結果、よく迷子になるお兄さんになってしまいましたが。
制作秘話・裏話などお聞かせください!
主人公だけでも幼少期(長恭)・面なし(蘭陵王)・面あり(陵王)と3パターンのデザインがあり、それに加えて、毎回新キャラが登場したり、しかも複雑な舞楽装束がモチーフになっていたり、割と頻繁に物語の舞台が移動したりするので、作画担当の壱村先生には大変なご負担をおかけしてしまい、担当さんからは「鬼」と呼ばれております。
どうも、鬼です…。
作中で特にお気に入りのシーンを教えてください!
納曽利が短いお手手で「ぺしぺし」するところです。
可愛いので隙あらば何度でも出したいです。
中国史の数ある時代や人物のなかで、北斉の蘭陵王を題材にしたきっかけを教えてください!
本作は、雅楽の世界観、特に舞楽をモチーフにしています。
雅楽というと日本の伝統音楽というイメージがあるかもしれませんが、実は外国から輸入された音楽も多く含まれています。
雅楽の中で舞を伴うものを舞楽といい、その中でも特に有名なのが中国から伝わった『陵王』です。
『陵王』は北斉の蘭陵王をモデルにして作られた舞で、昔から舞楽の中で最も多く上演されてきた、いわば舞楽の主人公的な存在です。
ですから、舞楽を題材にした漫画の主人公には、『陵王』(蘭陵王)が最も相応しいと思いました。
顔を隠した悲劇のイケメンという設定も魅力的ですしね。というか、一番はそこですね。
読者の方へのメッセージをお願いします!
これを読めば自然と舞楽の演目が覚えられるよ!という、ちょっとお得なファンタジー漫画を目指しました。
壱村先生の美麗な作画で表現される、面で表情が読めない陵王のミステリアスな雰囲気や、可愛くてコミカルな納曽利の演技も見所です。
彼らと旅をするような気持ちで、一緒にドキドキワクワクしてもらえたら嬉しいです。
ぜひ、応援よろしくお願い致します!というわけで、まずは一巻を買ってください!!!(直球)