【MAGCOMI映画部】No.4 「日常系魔女もの」

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こんにちは! エンタメ全般を愛する編集者Yです!

当ブログは、漫画、映画をメインにエンタメをこよなく愛する筆者が、
毎月テーマを一つ決め、テーマに沿った漫画、映画を紹介するブログとなっております!

映画部第4回のテーマですが、ちょっと前に楽しみにしていた「とある魔女映画」の公開が延期になってしまい落ち込んでおります…。昨今の事情を考えれば仕方がないのですが、いや、くよくよしていても始まりません!! 魔女モノへのパッションは魔女モノにぶつければいいのです!! 「日常」の中にこそエンタメは根付く…

 

今月のテーマ 
「日常系魔女もの」

 

読者の皆さまとエンタメとの架け橋に少しでもなれれば幸いです!

――では早速いってみましょう!
と、その前に( ^ω^)…

※「魔女」とは※
古いヨーロッパの伝承の一つ。
悪魔や魔の存在と契約し、超常的な力を使い
人に害をなすとされる女性を指す。
フィクションでは魔法使いと同義で扱われることも多い。
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~MAGCOMIの日常系魔女もの漫画といえば~

『魔女のマリーは魔女じゃない』!!


◎異色の魔女狩りコメディ漫画!!◎

 

~『魔女のマリーは魔女じゃない』あらすじ~

16世紀・神聖ローマ帝国、魔女狩り最盛期である――…。あらゆる厄難は魔女が原因とされ、魔女とみなされた者は事実の如何を問わず拷問の末、処刑された。そんな魔女にとって恐ろしい時代に、ちょっぴり天然ボケでお人好しの魔女のマリーは、“人”と共に生きたい、でも魔女とバレたくないジレンマに苦悩する!? 魔女狩りドタバタコメディ!!

            

~どんな作品?~

マレフィセント…、ハウルの動く城の沼地の魔女…、魔女といえば古来より毒々しくてヤバめのイメージがあるかと思います。では「魔女マリ」のマリーはというと…
ヤバイ…、ある意味でヤバイです。
何がヤバイかというと、彼女は魔術を使いこなし、薬草に精通し讃美歌に苦しみ悲鳴を上げるんです。そう、彼女完全に魔女なんです。完全に魔女なんですが、マリーは自分の事を魔女だとは絶対に認めません。(私は何を言っているんだろう…)

泣く子も黙る魔女狩りの時代。どこからどう見ても魔女のマリーは、魔女バレを回避しながら人と共に生きたいと願う…。元聖ヨハネ騎士団のギルベルトを筆頭に、マリーは愉快な仲間達と共に、日夜魔女バレの危機と戦い続けます。これまたヤバイ漫画と出会ってしまった…。

 

~読んだ感想は?~

『魔女のマリーは魔女じゃない』、ギャグ漫画ソムリエの皆様、必見です。
脈々と受け継がれるシュール系日常コメディの系譜。今度は魔女狩り。目の付け所が斜め上過ぎて見た事無いなんてレベルではありません。天然のマリーは言わずもがなですが、ツッコミのカラスのナハト、ネガティブの化身黒猫の黒ちゃん、新メンバーの訳あり悪魔マルコシアス、更には人間サイドの町民たちも一癖も二癖もある…、そんなコメディタッチのキャラクター達と、「魔女狩り」という激重の題材が混ざり合って、新たなるカオスがこの漫画で発生しています。
常にツッコミを入れながら、漫画を楽しみたいギャグ漫画ソムリエの皆様、猛烈におすすめな作品です。

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~おばあちゃんに会いたくなる日常系魔女映画

『西の魔女が死んだ』

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◎児童文学小説原作の名作邦画

 

~『西の魔女が死んだ』とは?~

中学校に馴染めず不登校になってしまった主人公・まい。まいは療養の為、しばらく田舎のおばあちゃんの家に泊まる事となるが、おばあちゃんが「魔女」であることを知り、自分も魔女になる為の修行を始める…。

 

~どんな作品?~

この作品は心温まる名作児童小説が原作であり、ラストシーンは涙なしには語れない朝ドラテイストな映画作品です。

完成度の高いドラマもそうですが、田舎暮らしの魅力的な部分がふんだんに描かれており、小説の世界観を表現する為、山梨県の清里高原におばあちゃんの家を忠実に再現したセットが作られるなど、原作再現への力の入り方は一入。

おばあちゃん役のサチ・パーカーさんが、おばあちゃんらしい可愛さと、女性らしい美しさを綺麗に表現されていた所が一番の見所! サチ・パーカーさんは根っからのアメリカ人の方でもあるので、おばあちゃんの「魔女」としての、少し遠くに感じる魅力を表現する為にはぴったりな女優さんです。


~観た感想は~

おばあちゃん、もといサチ・パーカーさんのダイレクトに心に響いてくる優しい声と演技がとても魅力的で、初めて鑑賞してから10年近く経ちますが、明確におばあちゃんの声のトーンを思い出せる程、印象に残る作品です。

先日久しぶりに鑑賞し直しましたが、内容は明確に覚えているはずなのに、自然と涙が…。
また当時はなんとも思っていませんでしたが、「月とキャベツ」、「リトルフォレスト」シリーズの様なしっかりとした田舎暮らしが描かれていて、猛烈に田舎に帰りたくなりました。
散々語り尽くされてきた名作ではありますが、やはり良いものは良い。まだ観ていない方は観て間違いなく損はない作品です。

 

※『月とキャベツ』…1996年に制作された邦画。田舎でキャベツ栽培をしている主人公の元バンドマンと、元バンドマンのファンだった女の子との出会いの物語。主演は歌手の山下まさよし。主題歌は名曲「One more time, One more chance」。

 

※『リトルフォレスト』…五十嵐大介氏著の漫画が原作の邦画。都会に馴染めず田舎に帰ってきた主人公が自給自足をはじめる内容で、宮内優里の手がける音楽が印象的な作品。

 

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~二つの作品に共通する魅力とは?

「 魔女要素が二の次になる程の"見所"がある事」

・『魔女のマリーは魔女じゃない』は、テーマこそ「魔女」を扱っていますが、見所はそこじゃない! マリー達の繰り広げるおもしろい日常こそがこの漫画の真骨頂!

『西の魔女が死んだ』は、「魔女モノ」ではありますが、ド派手なCGが出て来る訳ではなく、まいとおばあちゃんの修行を通して結ばれていく"絆"がずっとフィーチャーされていきます。

誰もが憧れる"魔法の要素"ですが、その要素を視点を変えて描く事で、
不思議なギャップが作品に生まれるんですね…。
やはりフィクションは奥が深いです。

 

 

魔女要素を掘り下げるかと思いきや、

あらぬ方向から心を揺さぶる「日常系魔女もの」
いかがでしょうか。

 

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今後も、素晴らしい漫画、映画を皆さんにご紹介していければと思います! 
では、In case I don't see you, good afternoon, good evening, and good night!