2016年5月期
新マンガ賞第5回募集、奨励賞1作品公開選出!
リニューアル開催5回目となりました「月例マグコミマンガ大賞」。
多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…?(5月31日締切分)
賞金3万円
+受賞作特別掲載
『黒虫』
柚ちえこ
あらすじ
不思議な黒虫に悩まされる高校生・ケンタは…。
作品講評
物語終盤での展開の転調が素晴らしく、今回の特別掲載へと繋がりました。独自の世界観を提示できたネームと画面作りはとても好印象でした。今後は、読者ターゲットを意識した作品作りと、仕上げ技術の向上を行い、連載を目指してほしいです。
賞金1万円
『helbel』
両備伊織(26)
あらすじ
盗賊狩りのギルバは放浪中に、不思議な少女と対峙し…。
作品講評
冒頭のサイレントで展開される演出、粗削りながらもカメラワークとテンポの良い躍動感のあるアクションシーンを描けていたことが良かったです。今後は、読後感を与えることの出来るネーム作りと、自身の個性を残しつつより洗練された画面作りを行って、スキルアップを図って欲しいです。
『土くれのきみ』
水沢環紀(29)
あらすじ
少女・フィユは、森で偶然、首無しの少年に出会い…。
作品講評
インパクトのあるキャラクタービジュアルを描けていたこと、描き込みを主体とした画面作りが、良かったです。まだ、粗削りな点が目立つため、さらに丁寧な画面作りを目指すとともに、より掘り下げたキャラクター作りを行い、次のステップに進んで欲しいです。
『bruno』(完成原稿部門)
藤森太樹(27)
『トライアルリバイバル!』(完成原稿部門)
吉岡ちひろ(24)
『首無へようこそ』(完成原稿部門)
カケミツ(22)
引き続き応募数が多く、奨励賞1作・努力賞2作が選出される、有意義な漫画賞となりました。
奨励賞受賞・特別掲載『黒虫』は独自の個性が光る、非常に読み応えのある作品で、今後の活躍を大いに期待させる作家さんだと考えています。
今回の受賞作の様に、幅広いオールジャンルの作品の投稿を、引き続き楽しみにしています。