月例マッグガーデンマンガ大賞・結果発表 2021年8月期

月例マッグガーデンマンガ大賞

2021年8月期結果発表

第6回募集、努力賞2作品選出!

今回も多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…?(8月25日締切分)

完成原稿部門:努力賞 賞金1万円

『修繕屋のシューナ』

『修繕屋のシューナ』

紗々倉十二

STORY

修繕屋を営む少女・シューナの元に遠い地から母を訪ねてきた少年・クルトが訪れる。彼の靴は長旅にくたびれてもうボロボロ。そんな自分の姿に自信が無いクルトを母親に会わせる為、シューナは修繕道具を手に取る。

選評

キャラクターが物語の中に生きており、活き活きとしたやり取りと童話の様なストーリーによる楽しい読み心地が評価された。反面、吹き出しの大きさや文字量・変形コマの多さ等が読みづらさを感じさせ、没入に至るまでのノイズとなった。今後は、キャラや物語の魅力を損なわない様な画面構成を考えよう。また、台詞やモノローグで説明するのではなく、絵で感情や状況を表現して欲しい。その為にもまずは沢山描いて、画力を磨こう!

『scramblue』

『scramblue』

勝見ふうたろー

STORY

――私は、ハッピーエンドの続きを生きている。その16歳の少女は新任の先生に初めて恋をした。今まで自分だけのものだった心は先生で埋め尽くされ、コントロールができない。先生との未来を想い描くが、ある日、彼が既婚者だったことを知り…。青い感情が成長の空に溶ける、一方通行のアオハルロマンス。

選評

行間を読ませる表現力に評価が集まった作品。特に少女の溢れる感情を「あつい」の一言だけで伝えきれるのは、著者の高い作家性によるものだろう。一方で、作画は線の粗さや構図によって崩れる箇所が散見され、まだまだ発展途上。一作一作に時間をかけて丁寧な作画をすることを期待。

最終選考作品

完成原稿部門

  • 『愛情の標本』高岡はづき
  • 『うさぎのゆうびんやさん』柑子木マヤ
  • 『純純碁碁』傘傘三傘

9月25日〆切の発表は
2021年11月5日!