2025年11月期結果発表
第57回募集、佳作1作品・努力賞3作品選出!
今回も多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…?(11月25日締切分)
賞金10万円
受賞作掲載

『she cursed』
村田新作
STORY
『最古の魔女の呪い』を探して旅をする少女チタとその相棒ノン。 とある村を訪れた彼女達は、触れたものを燃やすという『呪い』を持つ少女に出会い、不可解な事件に巻き込まれる!!
選評
起承転結がしっかりとした丁寧な展開作りが光るストーリーラインや、親しみやすいキャラクターデザインが佳作受賞に繋がった本作。作品独自の設定を楽しませる見せ場の演出も好評価だった。 魅力的な世界観を作れている一方、細かいコマ割りが続くことでキャラクターの置かれている状況が分かりづらくなっている点が惜しい。 引き込まれる世界観はそのままで、その後の展開に必要な情報が適切に伝わる画面構成を意識できると作品への没入感がさらに高まるだろう。
賞金1万円

『こっくりさんのアルバイト』
林場 琉賀
STORY
時は1990年代後半、オカルトブーム真っ只中。学校で流行りのこっくりさんを行った女子高生・円の目の前に現れたのは…本物のこっくりさん⁉ ポンコツこっくりさんと地味目な少女のハチャメチャコメディ!!
選評
偉そうな態度だがポンコツなこっくりさんという濃いキャラクター性を、随所に笑いを誘うネタが差し込むことで魅力的に描けていた。 その一方で登場人物の言動が舞台となる1990年代に見合っておらず、違和感に感じてしまう。そのためキャラコメディに身が入り切らず、作者の良さである魅力的な人物描写が活かしきれてなかった点は惜しい。 次はキャラクターのみに着目するのでなく、作品の舞台設定も照らし合わせた上でのネタを期待する。

『ここから出ていけ!!』
ほめてくれ怪物
STORY
常に星4を維持するレストランの天才シェフ・高貝星。そんな彼のキッチンにネズミが出た!! 追い出すためには、ネズミを満足させる料理を出す必要で…!?
選評
ネズミの視点を意識したアオリの構図を効果的に使い、読み手を引きつけようとする画面作りができていた。 ただ、「ネズミがキッチンでの自撮りをアップしてシェフを脅す」という冒頭のヒキに対して、ネズミがシェフを脅す動機などが不明瞭なままになっている。そのため、2人の掛け合いがオチに収束させるための反応止まりなのがもったいない。 次作では、理由付けになる要素を取り入れることで、そのキャラクターならではの掛け合いを後の展開に組み込んでコミカルさを強めて欲しい。

『ナニもできない僕だけど』
がお
STORY
引きこもりの純は、同棲する義姉の目が気になり禁欲生活を強いられていた。 どうにか耐えようとするも、義姉による誘惑がどんどんエスカレートしていき!?
選評
サービスシーンを豊富に取り入れることで、想定読者層をしっかり見据えた作りにできている。仕草や表情に固さがあるが、肉体描写を丁寧に描けている点は評価。 純がなぜ引きこもりになったのか、どうして義姉と一緒に暮らすことになったのかなど細部の情報が不足しており、「なぜ」という感情が解消されないまま終わってしまい消化不良だった。 それらの辻褄を合わせることで、読者としての満足度が上がるので、次回作はキャラクターの行動に対する説得力を深掘ってみてほしい。
最終選考作品
完成原稿部門
- 『…の肖像』絵楠
- 『猫と(未来の)飼い主』磯 海広

