【教えて先生!!プレイバック】第16回・小西幹久先生

「マッグガーデン連載作家さんの作品作りで大切にしていることが知りたい!」

そんな声にお応えして本連載では、過去月刊コミックガーデンに掲載されたインタビュー「教えて先生!!」を紹介いたします。

 

第16回の先生は小西幹久先生です!
(月刊コミックガーデン2018年2月号掲載)

 

作家紹介

小西幹久先生

現在、月刊コミックガーデン・MAGCOMIにて『リィンカーネーションの花弁』を連載中。

 

それでは一問一答での“執筆の秘訣”、スタート!!

 

Q.ペン入れの時に大事にしていることはありますか?

そうですね…お茶を淹れてます。ペン入れって良くも悪くも緊張するので。リラックスして、ペン入れという行為自体を大事にしすぎないようにしています。

 

Q.キャラクターづくりで意識している点はありますか?

特には…。強いていうなら大袈裟なくらいが良いのかもしれませんね。性格も外見も。

 

Q.ストーリー作りで重要視している部分はありますか?

最初に思い付いた案、ルートを使わないようにしています。容易に思いつくという事はありふれたものである可能性が高いためです。それと柔軟なこと。作る側がストーリー通りにしたいがためにキャラが芝居がかると本末転倒なのかなと。

 

Q.ネームの際に心掛けていることはありますか?

私はシナリオを作ってセリフを決め、配置してからコマを割っています。引きや捲りもそうですが、コマ同士の関連性と連結を意識してます。カメラ持ちながら移動してるイメージですかね。

 

Q.ずばり、作品作りで一番大切にしているのは何ですか?

うーん難しいですね…。作品って作家の中にあるもの以外は出てこないので自分の感性とか、価値観とかそういうのを大切にしてあげるのが結果的に良いかもしれません。あと運動ですかね。体が資本!気分転換は大事!

 

Q.独自の練習方法、役に立った練習方法があれば教えてください。

ベッドに入ってから眠るまで、妄想し続けることです。色んな場面、局面を考えふけります。話の展開の幅が増えたり自身のフェチに気づいたりするかもしれません。

 

Q.漫画に限らず、志望者の方にぜひ見てほしい作品はありますか?

映画なら「ビッグ・フィッシュ」、漫画なら「空が灰色だから」「惑星のさみだれ」「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」等がお勧めです。逆に好きなのであまり見てほしくないです。

 

Q.最後に、志望者の方々へ向けて一言アドバイスをお願いします。

出来るだけ作品をたくさん作ることをオススメします。そしてビグ・ザムのように拡散投稿すること。そうすることで豊富な助言や上手くかみ合う編集さんと出会う可能性が高くなると思います。(自分もこの方法をとっていました。4つ読み切り描いて4社に同時投稿したのがデビューのきっかけです)漫画家になってから作品を量産出来るようになるというより、量産できる人が漫画家になり、また続けていけるんじゃないかと思います。恐惶謹言。

 

ご回答、ありがとうございました!

 

作品紹介

『リィンカーネーションの花弁』はMAGCOMIにて3話常時無料公開中!
最新コミックス第17巻は1/10発売予定です!

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1ページマンガ賞 箱庭

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