「マッグガーデン連載作家さんの作品作りで大切にしていることが知りたい！」
そんな声にお応えして本連載では、過去月刊コミックガーデンに掲載されたインタビュー「教えて先生!!」を紹介いたします。
第20回の先生は村野真朱先生＆依田温先生です！
（月刊コミックガーデン2019年5月号掲載）
作家紹介
原作：村野真朱先生 作画：依田温先生
代表作は『琥珀の夢で酔いましょう』
現在、月刊コミックガーデン・MAGCOMIにて『琥珀の夢で酔いましょう』を連載中。
それでは一問一答での“執筆の秘訣”、スタート!!
Q.キャラクター作り、ストーリー作りなど原作面で大事にしていることは？
【村野真朱先生、以下村野】しっかりした「核」をつくることを意識しています。キャラクターの強みと欠点、物語のチャンスとピンチは、同じ事柄について別の視点から見た結果だと思うので。
Q.ペン入れ、仕上げなど作画面で大事にしていることは？
【依田温先生、以下依田】「きれいすぎない」よう、空気感や質感を大切にしています。また、「こは酔い」では親しみやすくポップな画面になるよう心がけています。
Q.独自の練習方法、役に立った練習方法があれば教えてください。
【村野】映画や本を読んだら、毎回感想を書くこと。他の人の感想を知ること。それらの感想が作品内のどの演出から生じたのか考察して、自分の中に落とし込みます。
【依田】人物クロッキー（30秒ドローイング）や写真模写。好きな漫画のコマ割だけを抜き出して描いてみるのも、画面構成のパターンを増やす練習になります。
Q.漫画に限らず、志望者の方に是非見てほしい作品はありますか？
【村野・依田】RPGの「Undertale」は二人で夢中になりました。魅力的なキャラクター、ストーリーや世界観の構造、会話・イベント・戦闘画面に至るまで徹底された演出、倫理に対する透徹したまなざしが素晴らしく、とても参考になります。ぜひ何も知らない状態でプレイして、凄さを堪能してください！
Q.最後に、志望者の方々へ向けて一言アドバイスをお願いします。
【村野・依田】ぜひ、いろんな作品をたくさん見てください！ 演出の勉強はもちろん、歴史や心理学などを体系的・多角的に学んでいくことも、視野を広げ、様々な物語への理解を深めてくれると思います。漫画を描いていくことは日々勉強の連続ですが、どうぞ作品づくりを楽しんで！
ご回答、ありがとうございました！
作品紹介
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次回（4月5日更新）は本山とらじろう先生です！お楽しみに！
