「マッグガーデン連載作家さんの作品作りで大切にしていることが知りたい!」
そんな声にお応えして本連載では、過去月刊コミックガーデンに掲載されたインタビュー「教えて先生!!」を紹介いたします。
第22回の先生はさばとばん先生です!
(月刊コミックガーデン2022年6月号掲載)
作家紹介
さばとばん先生
代表作は『龍神様と巫女花嫁の契り』
現在、MAGCOMIにて『龍神様と巫女花嫁の契り』を連載中。
それでは一問一答での“執筆の秘訣”、スタート!!
Q.コミカライズにあたって意識している点はありますか?
原作の雰囲気やキャラクターを大切にすることを第一として、その上で漫画という媒体で表現した時、より作品を楽しんでもらえるようにと心がけています。描き手でありながら私自身も原作読者の一人なので、自分が原作を読み感じた思いを共有できればいいなと思ってます。
Q. ネームの際に心掛けていることはありますか?
プロットに沿った話の流れをざっくりとページ振り・コマ割してから、キャラクターの感情を追ってより印象的な見せ場を組み込むようにしています。手間がかかる感じはありますが同時に考えないといけないことが多くなるので…。コマ作りの点では、見せたい部分は大胆にコマを使いつつ、視線誘導やセリフの置き場などは基本に沿ってブレないように意識しています。
Q.作画の時に大事にしていることはありますか?
ネームでも心がけていることですが、作画時点でも画面の整合性やカメラワークなど、読む上で邪魔になる違和感が残らないことを大事にしていて、描き起こす前に今一度見直しをしたりします。
Q. ずばり、作品作りで一番大切にしているのは何ですか?
その作品・お話の中でどれだけキャラクターを活かして伝えていけるかどうかということです。
Q. 最後に、志望者の方々へ向けて一言アドバイスをお願いします。
漫画を描き続けて様々な知識や理解が増えていくと、純粋に楽しく描いていた時よりも考えて、悩んで、苦戦していくことが多くなると思います。描くことに明確な正解はないので不安になることもくじけそうになることもあると思いますが、その中でも描いていった経験はしっかりと自分の糧となっていきます。漫画を描く楽しさを忘れず、試行錯誤を繰り返しながら成長していくこともひとつの楽しさとして作品を描き続けてもらえれば、同じ描き手としてもとても嬉しいです。
ご回答、ありがとうございました!
作品紹介
『龍神様と巫女花嫁の契り』はMAGCOMIにて1話常時無料公開中!
最新コミックス第3巻は絶賛発売中です!
漫画賞のご案内
月刊コミックガーデン・MAGCOMIでは下記の漫画賞を毎月応募受付中!
詳細はこちら!
月例マッグガーデンマンガ大賞
1ページマンガ賞 箱庭
次回(5月5日更新)は六甲島カモメ先生です!お楽しみに!