スペシャルインタビュー
を実施!
各コミカライズ版のイチオシシーンもお聞きしちゃいました!
お見逃しなく!!
Q1 『転生少女はまず一歩から始めたい』が生まれたきっかけをお聞かせください。
カヤ:私は異世界転移・転生物を主に書いていますが、「日本の普通の女性」が「文化や世界の在り方が違う世界」に転生したらどうなるかをテーマに書くことが多いです。人や物を傷つけるなんてもってのほか、穏やかに過ごしたい人が、もし魔物の強い世界に落とされたら、まず前提として家の外に一歩も出られないよね、というところがスタートでした。
Q2 本作における「魔法」はかなり自由度が高い様に見えますが、ご自身がこの世界で魔法を使えるのならどんな魔法を使いますか?
カヤ:「想い描いた通りに魔法が使える」のだから、鑑定魔法を作ると思います。そしたら薬草の採取がとても楽になるじゃないですか。でも、「どういう仕組みで発動するのか」を説明し始めると難しくなるので、作中では出てきません。魔法って自由度が高そうでいて、意外と難しいですよね。
Q3 本作では未熟なサラの導き手としてネリーが登場しますが、彼女のキャラクターはどういう経緯で生まれたのでしょうか?
カヤ:もともと導き手として、男性が出てくるお話は書いたことがあるんですが、それが女性だったらどうなるだろうなと思いまして。どうせなら強くて不器用な女性がかっこいいなあと。ネリーは導き手でもあるけれど、別の面ではサラが導き手であり、お互いに尊敬しあっているような関係にしたかったんです。
Q4 『転生幼女はあきらめない』は第③巻の刊行となりましたが、今後着目して欲しい箇所はありますか?
カヤ:今までは動きの少なかったリアですが、これからは自己主張もし、自分からも動くようになっていきます。よちよちしながらですが、いっそう愛らしく面白くなっていくリア自身に着目してほしいです。
Q5 第3巻ではトレントフォースの魔道具屋が多く描かれました。カヤ先生お気に入りの魔道具はありますか? コミカライズに未登場のものでも構いません!
カヤ:やっぱり王都の結界の間にある結界箱です。単純に魔道具としては「こけもじゃ」の明かりの魔道具がかわいくて好きですが、お城にある結界を作る魔道具は圧巻です。
Q6 劇中でのラグ竜はリーリアの「仮親」としてふるまう等、母性的な側面が目立ちますが、ラグ竜の設定等は何をモチーフに生まれたのでしょうか?
カヤ:ラグ竜は、映画『ジュラシック・パーク』のラプトルがモデルです。アレに乗れたら楽しいだろうなと思いまして。群れで暮らし、群れで意識を共有しているかもと想像したら、自然とあんな感じになりました。
ーポシェットが作られる等、民衆にも好意的に受け入れられているようですが、現代で言うとどういった動物に相当するのでしょうか?
カヤ:うーん、犬や猫のような愛玩動物ではなく、移動用の生物なので、馬とかロバとかでしょうか。
Q7 タイトルの似ている2作品ですが、両作品を書く上で共通して心がけている事や価値観等はありますか?
カヤ:努力して少しずつ成長する姿を描くこと、人とのつながりを大切にすることです。
Q8 逆に、両作品で明確に区別している考え方はありますか?
カヤ:主人公の性格や行動。
例えばリアはとても前向きで周りにどう思われようと気にしませんが、サラは前向きではあっても空気を読んで周りに溶け込もうとするタイプです。小さな違いかもしれませんが、それでお話が大きく変わってきたりします。
Q9 これから両作品を読む!という方に「ここに注目して欲しい!」というポイントがあればお聞かせください。
カヤ:どちらのお話も、読んでワクワクしたりクスッと笑ってもらったりしてくれたら嬉しいなと思って書いています。コミカルなところがお勧めです!
Q10 最後に、読者の方々にメッセージをお願いします!
カヤ:私が原作者ではあるのですが、コミカライズは漫画家さんの工夫がたくさん詰まっていて、毎回驚きと喜びでいっぱいになりながら読ませてもらっています。「岬下部せすな先生のリア」「岡村アユム先生のサラとネリー」を、原作者と一緒に楽しく読んでくれたら嬉しいです!
イチオシシーンは…
その1
「丸い結界で坂を転げ落ちる」
シーン!
カヤ先生コメント
このシーンのために小説を書いたと言っても過言ではありません。
その2
「ワイバーンの死体と共に
バリアを張って待っている」
シーン!
カヤ先生コメント
サラのどうしようもない気持ちが伝わってきて切なくもあるのですが、何度見ても噴き出します。
イチオシシーンは…
その1
「国境際で竜が暴走し
お父様と引き離される」
シーン!
カヤ先生コメント
泣きます。リアに興味のなかったお父様の必死さに涙が出ます。
その2
「トレントフォースで町長の屋敷を見て
「ちいしゃい」と言う」
シーン!
カヤ先生コメント
リアがお嬢様だということが一目でわかるここのところ、好きです。
キャンペーン情報
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【無料公開期間】ー 12/14(火)12:00 ~ 12/31(金)23:59まで ー
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コミックス情報
転生少女はまず一歩からはじめたい~魔物がいるとか聞いてない!~ 第1巻
疲れやすい体質に悩まされてきた一ノ蔵更紗。「魔力が必要な体質」と判明した彼女は、女神によって異世界トリルガイアに転生させられることに。 10歳の肉体に若返り、虚弱体質をも克服! しかし飛ばされた先は魔物だらけの山で、うかつに外も歩けない!? 不自由だった現世から、希望溢れる新しい人生へ! 自立志向の異世界スローライフ!
発売日 12月14日(火) 定価693円(税込) ISBN 978-4-8000-1160-2
転生幼女はあきらめない 第3巻
転生した世界で有力貴族オールバンス家に生まれたリーリアは、さらわれたところを保護してくれた仲間と一緒に知らない土地で生活する、人生ハードモードまっただ中! でも家に帰るまで絶対にあきらめない! あたらしい出会いと別れは1歳の幼女にはつらすぎる!? 持ち前のちょっと変わった愛らしさでみんなから愛される、“よちよち”ではない"すたすた"と歩む異世界幼女ライフ!!
発売日 12月14日(火) 定価682円(税込) ISBN 978-4-8000-1159-6