月例マグコミマンガ大賞・結果発表 2020年12月期

2020年12月期

月例マグコミマンガ大賞 結果発表!!

第60回募集、努力賞1作品選出!

今回も多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…?(12月31日締切分)

完成原稿部門:努力賞賞金1万円

『龍星記』

『龍星記』

あきぶどう(26)

あらすじ

異形の両手を持つ少年・シンは、とあるモノを運ぶよう依頼を受ける。しかし荷物の中にはなんと一人の少女が閉じ込められていた。シンは少女をどうにか解放できないかと模索するが……。

作品講評

画面構成に動きがあり、読者を飽きさせない作りになっていて良かった。作画はまだ粗削りなので線画・仕上げともに研鑽を積んでほしい。内容はページ数が多く色々な要素が詰められていて主題が分かりづらくなっている一方で、説明不足の箇所も多々あり。見せたいものと同じくらい、読者に見せた方がいいものを考えて引き算する必要がある。読者が興味を持つ題材と、描きたい内容の両取りをしつつ更に上を目指してもらいたい。

最終選考作品

『ラムさんの懺悔部』(完成原稿部門)

鈴 瑛茉(24)

『ひとりきり神さま』(完成原稿部門)

新坂夏妃(16)

総評

努力賞1作品選出。
2020年12月期は粗削りながらも、将来が楽しみな若き才能が描く作品が多く集まった。

その中でも一歩秀でていたのが努力賞を受賞した『龍星記』。実力不足ながらも魅力溢れる絵で66ページにも及ぶ中華系のファンタジー世界を最後まで描き切っていたのが印象的であった。勿論、他の作品も魅力がなかったわけではない。ただ、受賞に至らなかった作品は1ページ1ページ、読み手がめくりたくなるフックが弱かったのが勿体ないと感じた。それは題材なのか、キャラクターなのか、絵柄なのか、構成なのか、プロの作家さんも日々悩む大きな課題であるが、そういったポイントを意識し、常に読者に楽しんでもらう作品作りを心がけていってほしい。それが次に進むステップアップのヒントだ。今回の結果を踏まえ自分の作品を客観視し、次に生かしてほしい。

それでは皆様の読み手を意識した才能あふれる作品を心よりお待ちしております。

1月末〆切の発表は
2021年2月28日!

【お知らせ】

3月より、デビューから連載まで狙える新月例マンガ大賞「月例マッグガーデンマンガ大賞」を新設いたします。それに伴い、現在の「月例マグコミマンガ大賞」は2021年2月末締切の募集をもって終了させていただきます。長きにわたり、多くのご応募誠にありがとうございました。そしてこれからも、新マンガ賞へのたくさんのご応募をお待ちしております!

新月例マンガ大賞「月例マッグガーデンマンガ大賞」の情報は下記URLをご確認ください。

https://magcomi.com/article/monthly_magprize