月例マッグガーデンマンガ大賞・結果発表 2023年2月期

月例マッグガーデンマンガ大賞

2023年2月期結果発表

第24回募集、佳作1作品・努力賞1作品選出!

今回も多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…?(2月25日締切分)

完成原稿部門:佳作 賞金10万円 受賞作掲載

『恋するミュージアム』

『恋するミュージアム』

レジーナ

STORY

絵画に描かれた人物と交流ができる青年・ジェームス。彼は極度のあがり症で、絵画以外とはまともに会話ができずにいた。そんなある日、転機となる事件が起こるが…?

選評

魅力的な絵柄と題材が好評だった本作。構図や見せ方にも工夫が見え、キャラクターたちの魅力が伝わってきた。一方で、「恋愛」を描く上で重要となるキャラクター同士の交流が希薄だったため、展開に説得力が足りず唐突に感じた。またお話は綺麗にまとまっていたものの、起伏が少なく全体的にあっさりしていた印象。定めたテーマに必要な要素はしっかりと深掘りしつつ、お話の一番の盛り上がりどころを意識した展開作りができるとなお良かっただろう。より洗練された次作に期待する。

受賞作品を読む

月刊コミックガーデン2023年5月号に掲載!

完成原稿部門:努力賞 賞金1万円

『博士とクローンの経過観察』

『博士とクローンの経過観察』

にこらにこらい

STORY

天才博士・ソラは事故死した少女・スピカの蘇生に成功した。目覚めたスピカは憧れのソラが目の前にいることに驚きつつも勢いで告白してしまい!?

選評

重いテーマだが少年少女の恋愛模様を中心に描いてライトな読み味に昇華した意欲作。演出や構成も工夫されており、ページをめくらせる推進力があった。一方で、お話の展開や登場人物が次のアクションに移るまでのプロセスが抜けている箇所が見受けられたため、読者が状況についていけない点も度々あった。ほかにも読み切りにしては設定が過剰で、全ての要素を回収するには設定が多すぎたことも情報が抜けた要因の一つと考えられる。次作では、作品に必要な情報の取捨選択を吟味してほしい。

最終選考作品

完成原稿部門

  • 『ナイトメアマリッジ』鳥羽 加ケ琉

3月25日〆切の発表は
2023年5月5日!