【教えて先生!!プレイバック】第18回・小林安曇先生

「マッグガーデン連載作家さんの作品作りで大切にしていることが知りたい!」

そんな声にお応えして本連載では、過去月刊コミックガーデンに掲載されたインタビュー「教えて先生!!」を紹介いたします。

 

第18回の先生は小林安曇先生です!
(月刊コミックガーデン2020年5月号掲載)

 

作家紹介

小林安曇先生

代表作は『魔女のマリーは魔女じゃない

魔女のマリーは魔女じゃない』全4巻、好評発売中!

 

それでは一問一答での“執筆の秘訣”、スタート!!

Qキャラクター作りで意識している点はありますか?

ギャップのあるキャラクターは魅力的に感じます。あと、そのキャラクターに作中での役割分担をしっかり持たせてあげること。

Qストーリー作りで重要視している部分はありますか?

テンポ感でしょうか。あと読む人にとって不快要素の少ないストレスフリーの作品を目指しています。

Qネームの際に心掛けていることはありますか?

読みやすさを心がけています。いくら素晴らしいお話でも、読んで貰わないと始まらないと思うので…。なので、1ページに情報を詰め込み過ぎない、セリフをなるべく単純化する、見開きにしたときにごちゃつかない画面作り、などの点を気を付けています。

Qペン入れの時に大事にしていることはありますか?

リズム感…。未だにペン入れは苦手なのでまだまだ模索中です…。

Qずばり、作品作りで一番大切にしているのは何ですか?

当たり前のことかもしれませんが、読者さんのことを考えて描くことでしょうか。

Q独自の練習方法、役に立った練習方法があれば教えてください。

練習方法とは違いますが無駄と思うこと、興味のない分野もちょっと覗いてみると思わぬ出会いがあるかもしれません。

Q漫画に限らず、志望者の方に是非見てほしい作品はありますか?

映画『東京ゴッドファーザーズ』、『リトル・ミス・サンシャイン』、どちらも“家族”と言う要素を上手く伏線として使ってきれいにまとめてあるので素晴らしいです。鑑賞後、温かい余韻に浸れました。

Q最後に、志望者の方々へ向けて一言アドバイスをお願いします。

私の好きな作品に『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』と言う漫画があるのですが、作中で危機的状況に追い込まれた人々の「ジタバタしたところで…」との嘆きに対し、とあるキャラクターが「ジタバタしかできないなら、みなさんジタバタしましょう‼」と答えます。このセリフは私の座右の銘なのですが、やっぱり行動することが大事なのかなと思います。

 

ご回答、ありがとうございました!

 

作品紹介

『魔女のマリーは魔女じゃない』はMAGCOMIにて第1話常時無料公開中!

コミックス全4巻、大好評発売中です!

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次回(3月5日更新)は安村洋平先生です!お楽しみに!