『ふかダン』最新4巻発売 KAKERU先生“超”独占インタビュー!


魔法無し! チート無し! ガチンコで冒険の
“超”王道ファンタジーとして、
「異世界」ジャンルのみならず
マンガ業界全体を席巻している
『ふかふかダンジョン攻略記
〜俺の異世界転生冒険譚〜』
待望のコミックス第4巻発売を記念して、
KAKERU先生の独占インタビューを敢行!
さらに『魔法少女プリティ☆ベル』の
全話無料公開しちゃいます!

KAKERU先生
独占インタビュー

『魔法少女プリティ☆ベル』
全話無料公開!!


KAKERU先生 独占インタビュー

『ふかダン』の創作秘話はもちろん、「異世界」ジャンルに対する見解から、マンガを描く上での「テンプレ」の重要性など…ファンならずとも必見の、“超”ボリュームのインタビューをほぼ原文のママ掲載!!

「異世界」ジャンル作品と
『ふかふかダンジョン攻略記〜俺の異世界転生冒険譚〜』について

―― どういった経緯で「異世界」ジャンル作品を描くに至ったのでしょうか。

KAKERU:特に理由はありませんが、「ガチンコで【冒険者】やってみたいな」というのはありました。ここではない異世界を描写したいというのは前々からあって。ナウシカ見たあたりからだから、小中学生のころから、すでに異世界描きたかったですね。でも、魔法とかチートとかがあると、「異世界の空気」を味わいにくいんじゃないかなと思いまして。

だって、モンスターとか、ほっそい女の子が魔法でぶっ殺せるんでしょ?リアルな自分は、熊や兵士やテロリストはもちろん、犬やその辺のヤクザですら怖いのに。モンスターを魔法で蹴散らせる奴には、なかなか自分を当てはめがたいですよね。そこで「魔法とか無し」で、「生身」だと自分に当てはめやすいんですよね。共感しやすいっつーか。

あと、ぶっちゃけると魔法とかチートとかにちょっと飽きてました。さらに言うと、技術レベルの低い異世界の原住民に対して、開発した銃器で無双するようなのも飽きてました。

だから、「魔法もチートもなしな。現代知識は使ってもいいけど火薬とか内燃機関とか外燃機関とか電気とか禁止なwww」と縛りを入れまくり、しかし、その中で現代知識チートゴリゴリやるのが、『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌』。その上、さらに「お前は『クリ娘』の天才どもと違って現代知識すらロクになしなwww」となったのが、『ふかふかダンジョン攻略記』です。

異世界転生要素いるの?とかよく言われますが、そもそも異世界転生要素が必要なのは『ドリフターズ』のような「実在の人物や兵器が異世界で夢の競演」といった種類のものだけです。それ以外は必要ではありません。現代知識チートですら、「現地の発展した国の住民」で十分です。じゃあなんでみんな異世界に行かせたがるのかというと、「読者との感覚リンク」のためです。

異世界転生、異世界転移要素とは、あくまで「共感のための装置」なんですね。異世界人視点で異世界を見るのではなく、日本人視点で異世界を見てくれるので、読者が共感しやすいんです。「学園もの」が時代を超えて人気であり続けるのと一緒ですね。

―― 『ふかふかダンジョン攻略記〜俺の異世界転生冒険譚〜』を連載開始されるに際し、新たに勉強したモノ / コトがあれば教えてください!

KAKERU:お勉強は主に、少しでも気になることがあったら、片っ端からネットで調べて論文や動画なども確認し、よくわからなかったら実験。そのようにして、いろんな方面の勉強をしました。

サバイバルなどはもちろん、生物の生態や、身の回りにある物の構成分子、武器の発展と変遷の歴史、化学・物理学、プラモデルの改造方法や汚し方、スフレケーキの作り方、塩酸・硫酸・硝酸の製造法と自然界での合成法、豚骨スープの作り方、ネイルアートの塗り方などなど、多すぎて列挙すらできません。

後半なんやねんと思われるかもしれませんが、このくらい全く興味ないジャンルや、知らないジャンルに触れることも大事なのです。ネイルとかマジで興味ないし、作中で生かされてもいないんだけどね。それでも動画が目に留まったら見る。何か発見があるかもしれないから。

一見、何の役にも立たないように見えて、そういう経験もどこかで肥やしになるので、無駄じゃないです。

―― 『ふかふかダンジョン攻略記〜俺の異世界転生冒険譚〜』は、第1話冒頭から「魔法無し・チート無しのガチンコ」でゴブリンにすら辛勝という、所謂「俺TUEEEE」のような「異世界」ジャンル作品のテンプレに則らない作品ですが、テンプレを踏襲しなかったのはなぜでしょうか。

KAKERU:『ふかふかダンジョン』は、実はおもいっきり「テンプレ」作品です。

《トラックに轢かれて異世界転生。異世界で冒険者になって、モンスター倒して、謎の巨大ダンジョン攻略するぜ。ついでに可愛い女の子に囲まれて、エロ満載》

テンプレもテンプレ。100万回見た設定とストーリーです。ただ、それを「魔法もチートもなしでガチで冒険者をやる」というだけです。表現はいろいろあるでしょうが、私はこれを「テンプレの再構築」と呼んでいます。逆に、

《異世界転生したけど、何にも活躍できなかったし、ひたすらボコられるだけだった…引きこもって一人でスローライフしよ…引きこもりに出会いなんかある訳ねぇだろ。都合よく女の子は降ってこねぇし、降ってきても助けても、普通にお礼言われて小銭貰って、さようならだよ。大丈夫だ。俺にはイマジナリーフレンドの何でもしてくれる非実在ヒロイら。誌面は俺の妄想で華やかだぜ》

…といった物は「テンプレの破壊」です。「テンプレ」は面白いから人気があって「テンプレ」になったのであり、それを壊すと面白さが毀損します。

さきほどのは「テンプレ」をガチで壊しまくった極端な例ですが、全然面白そうじゃないですよね。まぁギャグにすれば面白いかもだけど。一部を壊す場合でも、やはり面白さが毀損します。だからと言って、テンプレを普通にやっても、これはこれで面白くありません。みんな飽きてるからです。そこで、

《みんな知ってる異世界転生、冒険者成り上がりテンプレストーリーをガチンコで大真面目にやる。魔法もチートもなし。現代知識すらほぼ封印。生身で冒険者を頑張る》

こうして、テンプレを壊してテンプレを再構築することによって、上のような100万回見たテンプレが、「テンプレでありながら全く別物」になるわけです。

たとえば『マジンガーZ』と『ガンダム』と『マブラブ オルタネイティブ』と『グレンラガン』をイメージしてみてください。ロボットに乗り込んで戦う主人公を初めてやって「人型ロボットに乗って戦うヒーロー」というテンプレを作ったのが『マジンガーZ』。そして、「人型ロボットに乗って戦うヒーローというテンプレ」を、軍事視点でガチ考察(当時)して、ちょっとニヒルな感じに再構築したのが『ガンダム』です。

そしてさらに「人型ロボットに乗って戦うヒーローというテンプレ」を、リアル寄りにして、絶望的な雰囲気で再構築したのが『マブラブ オルタネイティブ』。さらにさらに、「人型ロボットに乗って戦うヒーローというテンプレ」を、リアルは排して、ロボアニメの熱い魂の咆哮と勢いに全振りし、「こまけぇことはいいんだよ!!!」とやったのが『グレンラガン』です。

これ全部、中身は「人型ロボットに乗って敵と戦うヒーロー。圧倒的な力で敵をやっつけ、時に負けつつも熱い戦いでクライマックス。最後は勝利(?)」という「テンプレ」です。でも全部、「まるっきり別物」ですよね。これが「テンプレの再構築」なんです。

テンプレを「壊す」のは逆を行くだけ、ツッコミを入れるだけなので簡単ですが、「再構築」は結構難しいです。それこそ、本気で「社会や世界を一つ脳内で作り上げる」くらい勉強しなきゃいけません。『マジンガーZ』から『ガンダム』や『マブラブ オルタネイティブ』に再構築するために、膨大な軍事の勉強と、人型である理由に説得力を持たせる莫大な思考実験が行われたであろうことは容易に想像がつきますよね。逆に『グレンラガン』みたいなやつは、勉強ではなかなかたどり着けない、ギャグセンスのようなものが求められます。

―― 「異世界」ジャンルのトレンドは、今後どのように変遷していくと思われますか。

KAKERU:正直、そういうのは分かりません。流行り廃りは流行るまで分かりません。

某出版社でボツになった作品や、打ち切りすらありえた作品が世界的超絶ヒットするくらいなので、読みようがありません。ちなみに『●●●●●』『●●●●』の話です。ただ、何らかの形で「しっかりとテンプレの再構築」ができてる作品は、一定の需要は見込めると思います。

―― 同ジャンル作品で「これは面白い!」「やられた~」と感じた作品がありましたら是非教えてください。

KAKERU
『異世界おじさん』(ただの「テンプレ壊し」を見事にギャグに昇華)
『幼女戦記』(ガチガチ軍事)
『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』(王道中の王道。でもちょっと邪道臭)
『ナイツ&マジック』(主人公の可愛さとイカレっぷりが素敵)
『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』(王道中の王道)
『悪役令嬢転生おじさん』(なんかもう優しい世界。おじさんに癒される)

などですかねー。他にもいっぱい読んでますが。

MAGCOMI「異世界案内所」の女神エリドルについて

女神エリドルとは… KAKERU先生描き下ろしMAGCOMI異世界案内所の看板女神。異世界に願望を持つ人間を召喚し、その人間にぴったりな異世界へと送り込む使命を帯びている。100歳。パンケーキが嫌い。

―― MAGCOMI「異世界案内所」の女神エリドルについて

KAKERU:特にないです!! なんかこう…女神っぽくしましたです!!

ってか女神って初めて描いた気がするなぁ…
そもそも女神ってなんなん?何やってる人なん?
世界の管理がお仕事?
神の世界のOLさん?事務職?
給料いくらくらいなん?
ちゃんとご飯食べとる?
たまには自炊もしぃや?(お母さん視点)

―― 今後「女神エリドル」にやらせたい、もしくは「女神エリドル」でやってみたいことはございますか。

KAKERU:女神エリドル18禁コーナー。転生者にチートを授けたら、そのチートでエロいことされる女神様のあれやこれやを(以下検閲)。

―― KAKERU先生ありがとうございました!さらに今回特別に「女神エリドル」のラフ案公開もOKいただきました!

ラフ案1ラフ案2


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最新第4巻 好評発売中!!!

「皆殺しにしろなんて…人間の総意じゃないですか」

似た過去ゆえか、クロスは殺戮聖女レピアに惹かれていく。一方、ジャンたちは一泊の下部ダンジョン訓練であの"最強モンスター"に遭遇してしまう…!魔法なし!チートなし!ガチンコ異世界転生大冒険、あっちもこっちも大興奮の第4巻!!!

B6判 / 定価660円 (600円+税) / ISBN:9784800010582