【MAGCOMIプラモデル部】第3回 1/135 ソフィア顕現への道 後編

f:id:magcomi:20210804200344p:plain・イントロダクション

こんにちは! マッグガーデン編集Gです!

このブログは

「連載中の作品から1ヒロインを取り上げ」
「美少女プラモデルを素体として」
「カンタンな改造を施して再現する」

そんなブログです!

  

1プロジェクト毎に前編・中編・後編の三回に分けて素体キットの組立から改造、塗装までをお送りします!

第3回となる今回は、遂に「塗装」を行います!
色が再現されればグッと本物に寄るはず!!

前回よりはカンタンなので、ぜひ敬遠せずについてきてくださいね!
ただ説明過多でスゴイ文字数になっちゃったので塗装!? うるせー!! 知らねー!! って方は思いっきりページ下部まで飛ばしちゃってください!

→完成品はこちら!

・前回までの振り返り

第1回では素体となる「フレームアームズ・ガール レティシア」を組み上げ、
第2回ではM.S.Gや布を用いて改造を施しました。
前回までの進捗はこちら!

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ここから更なる改造を加えた後、塗装に移ります!

 

▼第1回(前編)はこちら
magcomi.com

▼第2回(中編)はこちら!

magcomi.com


・髪型の再現

まずは! 前回やり損ねた頭部の改造から行っていきます。

使うのはこちら、エポキシパテ(以下パテ)です!

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これで編み込みとシニヨンヘアをこう……なんか、こう……頑張って作ります(実質ノープラン)

が、いきなりパテで工作するのは難易度が高いのでここはチュートリアルがてら
横髪のボリュームアップを先に行いましょう。

使うのはもちろんパテ、そしてツインテール用髪型の前頭部に付属する横髪パーツです。

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こちらの接続部を綺麗に切り取り、ヤスリ掛けして表面を整えます。
場合によってはアイロン等でカーブを緩くしましょう。
次に接着位置を決め、瞬間接着剤で仮固定。この時実際に組み上げてみて干渉しない様な場所を探しましょう。

しかし、このままでは急に段差が出来て不格好! じゃあどうするかって?
ここでパテの出番です!

 

☆Tips ~パテの使い方~
 基本的にパテは入れ物を開けると二つのモノが入っています。
 パテ本体と硬化剤です。硬化剤は液体だったり個体だったり様々。
 そもそもパテは本体と硬化剤を混ぜ合わせた時に起こる化学反応で硬化するのです。
 (この時、大体の種類は刺激臭を発するのでマスク等をして挑みましょう)
 人によっては皮膚がかぶれる場合があるのでビニール手袋等でしっかり保護して工作しましょうね。

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 パテの種類毎に適切な配分(およそ箱や説明書に記載があります)でそれぞれを取り出してこねまわします!
 足して2で割ったような色になったらスピード勝負! 硬化が始まる前に素早く理想形に近い形まで整形しましょう。

 スピード勝負ではあるけれど、焦りは禁物。失敗したらヤスリやナイフで削ってまた盛ればいいのです!
 正にスクラップ&ビルドの極み! 理想を目指して根気強く工作しましょう!

 

画像の様に盛り付けて自然なシルエットを作ります。

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……ホントはもっと下につけたかったんですけどね、流石に干渉がきつくって駄目でした。
ヘラや指を駆使して理想の形に近づけていきます。
きっと完璧な造形にはならないでしょう、でも大丈夫! 微調整はヤスリで行います!
だから今はいいのさ、ざっくりでもいいのさ……。

横髪のボリュームアップが終わりました。
パテの使い方も分かった所で、いよいよ髪改造パートの本番、編み込みとシニヨンの造形に移ります。

まずは側頭部から後頭部にかけての編み込みから作成します。
パテを適量ちぎって指の腹で押し転がし、幅2mmの丸棒を成型します。
これを側頭部からシニヨンパーツに向かう様に装着し、ヘラで編み込み的なディテールを刻んだ後、歪んだ形を整えます。同じようにして計四本分を作成しましょう。

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次はシニヨンヘアを作ります。
編み込みと同じような要領で丸棒を量産し(気持ち細めが見栄え良いかも)、
シニヨンパーツに沿うように盛り付けていきます、モンブランかな?

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以上で髪の造形は終了です!
が、まだパテの出番は終わりません!!

 

次は髪飾りを作ります。
ホントはプラ板で作るつもりだったんですが曲線(特に円形)の造形がすこぶる難しかったので諦めてパテで作りました。

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画像の様に実際の頭部パーツと見比べて作成します。もう理屈は無いです、頑張るだけです。
中央の穴は飾りパーツを付ける為のスペースです。
シニヨンパーツから外して余ったリボンパーツは最終的に髪飾りに接着します。
接続部を切り取り、下方に伸びる石の二つ目の裏側辺りに瞬間接着剤でくっつけましょう。

最後に各部の穴を埋めていきます。

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・クラッシュマント背面の首布パーツ接続部3mm穴
・アギトパーツのスカート表面の接続部3mm穴×4
以上をパテで塞ぎ、違和感を無くします。

改造工程はこれでようやくおしまいです……!
いよいよ塗装に移ります!
塗装は塗装でまた説明しなくちゃいけない事が大量にあるんですが……ラストスパートです、最後までお付き合いください!

 

・水転写デカール

塗装……の前に、瞳のデカールを貼ってしまいます(塗料が乾くのを待つ間にするのもオススメ)。
デカールとは何ぞや? 簡単に言ってしまえばシールです。
中でもプラモでよく使用される「水転写デカール」は比較的扱いが簡単で、余白が少なく何より薄く、貼るだけで違和感なくプラモの情報量が増すスグレモノ! 「シール感」が無いのがウリですね。

水転写デカールはメカものによくある危険箇所や可動箇所を示すコーションマーク・模様が多数展開されていますが、美少女プラモデルの瞳もたくさん発売されています!
探せばきっと、ソフィアにピッタリな瞳もあるはず……!

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み、見つけたァ……!
今回はこちらの「フレームアームズ・ガール 瞳デカールセット」より
「フレズヴェルク用3(フレズヴェルク Bikini Armor Ver.ほか対応)」を使用します。
キリリとした眉とジト目がちな瞳にビビっときました。

早速貼り付けていきます。
レティシアには瞳無しの顔パーツが2つ付属しているので、そのうち一つに貼り付けます。

水転写デカールは台紙・糊・デカールの3レイヤーで構成されています。
使うデカールの部分だけを台紙ごと切り取り、水に浮かべます(小皿やペットボトルのフタ等がちょうどいいサイズですね)。
少し待てば糊がゆるくなるので、水から引き揚げ、台紙から剝がしながらスライドする様に顔パーツへ乗せていきます。

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慎重に位置を決めてやりましょう。何と言ってもやはり「顔」、ここの出来栄えひとつで印象はガラリと変わります!

丁度いい位置に乗せたら綿棒やキムワイプ(埃の立たないティッシュのようなもの。理系とモデラーのお友達)等で
デカールから水分を抜きます。これで貼り付けは完了です!
ただ、完全に接着していない場合もあるので取り扱いには注意しましょう。

・塗装-サーフェイサー

黒い下地と白い下地、それぞれに同じ色を塗ったとして、最終的に同じ色味になるでしょうか?
塗料にもよりますが、大概は誤差が出るものです。だから、あらゆる意味で表面を均一にします。

……このサーフェイサーでね!!

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サーフェイサー(以下サフ)とは塗装するパーツにあらかじめ吹いておく「下地」です。
隠ぺい力が非常に高く、下地として均一な色味にすることができます。
一般的には灰色で、色味が統一されることからメカ系のプラモだと「サフ吹いた状態が一番カッコイイ」とまで言われることもありますね。

サフを吹く利点はこれだけではなく、単に塗料の食いつき(塗り易さ)を良くしたり、
目の錯覚でごまかされていた違和感ある段差や傷などが浮き彫りになります。
塗装という後戻りできない最終工程に移る前の準備、いわば「ラスボス前のセーブ地点」がサフなのです。

サフ吹きには更に以下のツールを使います、これらは本塗装でも使い続けます。

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 ・塗装台(乾燥台)
  持ち手をブッ刺す台。全方位に乾くのであると便利。刺し過ぎると風が渋滞して本末転倒。
 ・持ち手
  パーツを固定する棒。全方位から塗れるのであると便利。ワニクリップで掴む所はちゃんと考えよう。
  持ち手で掴めないほど小さなパーツは割り箸の先に弱粘着物を装着してそれにくっつけたりしてみよう。

 

☆Tips ~塗装するということ~
 塗装って……なに? 結局やってることは紙に絵を描くのと大差ありません。
 プラモにおける塗装は水彩画をイメージしてもらうのが良いかも。
 つまり、「塗料は沁み込む」という事です。

 乾いた紙と、濡れた紙……どちらが破れやすいかは言わずもがな。
 という事は……そう、プラスチックも塗装によって脆くなるのです(材質による)。
 特に関節部などのよく動かす箇所はかかる負荷も大きいもの。
 なるべく関節や接続部への負担を減らす為にも塗装の際は可能な限り組み上げた状態で、
 かつ明確に守るべき部分にはマスキングテープを貼って防護しましょう。

 塗装が終わっていざ組立! という時に関節がへし折れると心もへし折れますからね!!!

 

今回、以下の箇所はサフも吹かず、塗装もしないのでこの段階で外し、保管してください。
・フェイス(耳~顎パーツ含む)   ・首
・手首  ・胸  ・手  ・股間  ・大腿
・膝   ・脛(足首を含まない)
・スカート固定用アーム  ・各種布パーツ

また、髪飾りは最終的に髪に接着することになるのでパテに直接瞬間接着剤を塗れるように、2mm×2mmにマスキングテープを切り出して一番上のパーツ裏中央に貼ります。
髪は塗装後にナイフで表面を平らに切り出すので今は何もしなくても問題ありません。

 

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関節部のマスキングをして持ち手に挟んだら、いざサフを吹きます! ぶしゃー。
コツは全方位から吹くことです。持ち手を動かして漏れが無いように吹きましょう。

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吹き付けたら天日干し!! 模型乾燥機 食器乾燥機で乾かす人も多いですが私は天日干し派です(往来の邪魔にならない様に!)。
夏は塗料の乾きが早くて良いですね! 逆に冬は遅くなります。また、雨の日や湿気の強い日は白くボケる事が有るので塗装は控えましょう。

サフが乾いたら状態を確認します!

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頭部側面のパテを盛ったところ、前は気づきませんでしたが違和感のある段差が残っていました。
こういう傷や段差はヤスリで削り、あるいはもう一度パテを盛って無くしましょう。

・塗装-本塗装

ここまで来たら次はラストの工程、本塗装です!
使う道具はこちら!

f:id:magcomi:20210804193826p:plainこのエアブラシ、実は社内の人に頂いたものです!! あ、ありがてぇ……ありがてぇ……!


 ・エアブラシ または 缶スプレー
  広範囲を塗る際に使う。
  エアブラシはイニシャルコストはかかるもののランニングコストがかからない。加えて塗料の調色が可能。
  缶スプレーはイニシャルコストはかからないがランニングコストがかかる。お手軽だが調色は不可能。
 ・模型用マーカー または 筆
  狭い範囲を塗る際や、塗り残し・はみ出しの対処に使う。
  共にイニシャルコストはかからない。マーカーは調色不可能だが簡単。
  筆は調色可能だがやや技術が必要。

今回は「エアブラシ」と「マーカー」で塗装します!(ゴールドだけ前に使ってた缶スプレーが余ってたので使いました)
使う塗料は以下の通り(全てラッカー系塗料)!

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 ・Mr.Color     インディブルー   :アウター・スカート部の青
 ・Mr.Color     グランプリホワイト :腕、足首の白
 ・Mr.Color     セールカラー    :胴体腹部のクリーム色
 ・Mr.Color     レッドブラウン   :ブーツの赤茶色
 ・Mr.Color     ゴールド      :アウター・スカート部の金
 ・模型用マーカー  ゴールド      :襟パーツの金
 ・模型用マーカー  シャインシルバー  :髪飾りの銀
 ・模型用マーカー  ブルー       :髪飾り(リボン)の青

実は私もエアブラシを使うのが初めてなので、今回は調色はせず、塗料まんまの色で塗ります。
ですがかなりピッタリな色を選んだはずです。ご安心を!

 

☆Tips ~塗料の相性~
 模型で使う塗料ですが、大別して「ラッカー系」「水性系」「エナメル系」の3種類があります。
 それぞれ専用の溶剤を用いて希釈しますが、溶剤にも溶かすパワーに差があるので……
 例えば水性カラーの上にラッカーカラーを塗ると下地になった水性カラーはでろでろに溶けてしまいます。
 相性が複雑で分かり難いですが、とりあえず「下地にするならラッカー」だと覚えておくと良いかも?

 じゃあ全部ラッカー系で良くない?と思うかもしれませんが
 水性カラーにも良い所は沢山ありますし(比較的臭くないとか扱いが簡単とか)
 ラッカー系にも悪い所は沢山あります(臭いとか有機溶剤だから単純に危険とか)……。

 こんなTipsごときでは説明しきれない程に塗料は奥が深いです。
 自分の性格やキットの特性に合った塗料を選んでみましょう。

 

さて、まずはエアブラシで吹くための塗料を作りましょう。瓶から出したそのままでは塗料がドロドロ過ぎるのです。エアブラシは細かい粒子を圧縮した空気で吹き出すマシンなので、塗料がダマになっているとうまく塗れません。だから溶剤で希釈してサラサラにする必要があるんですね。

塗料を作る過程で使うのはこちら

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 ・塗料皿
  薄め液と混ぜたり調色したりするパレットです。
 ・スポイト
  正しい割合で塗料を混ぜる為に使います。
 ・塗料瓶(ボトル)
  作った塗料を保管する為に使います。レシピが無い限り一度作った色は、もう作れない…!
 ・薄め液
  塗料の原液を薄める液体です。往々にして有機溶剤が使用されています。
  作業の際はガスマスクや最低でもマスクを付けて対策をしましょう。換気は絶対です!

エアブラシで塗る際はだいたい塗料1:薄め液2の割合で希釈すると良いでしょう。
とはいえこれもメタリック塗料だとかパール塗料だとかになるとまた割合が違うので……一概には言えませんね。

使う塗料が完成したら、いざエアブラシで塗っていきます。な、長かった……ここまで……本当に……。
エアブラシの使い方に関してはここで語るにはあまりにも奥深過ぎるので各自調べていただければと思います。
ここではざっっっっっっくりとだけ説明します。

エアブラシは基本的に二つのパーツで構成されています。
 ・エアーコンプレッサー
  空気を圧縮する装置です。
 ・エアブラシ
  ざっくり三つのパーツ、塗料カップ・ニードル・トリガー(ボタン)で構成されたエアブラシ本体です。
  ボタンを押すとコンプレッサーからの圧縮空気が走り、
  塗料が塗料カップからニードルを伝って霧状に噴射される仕組みになっています。
  缶スプレーと違い、噴射範囲をある程度故意に変えることが出来ます。

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塗料が無関係の場所に飛び散らないように段ボールないしキットの空き箱とかを使ってブースを作ります。
本当は換気機構込みであるべきなんですが社会人一年目の精一杯なしょぼしょぼアパート&給料ではそんな贅沢はできない……!!
……ので、延長コードとかで頑張って窓の外までひっぱって塗装しました。

パーツから15~20cm程度離し、迷いを捨てて吹き付けます。薄い色は「ホントに色乗ってる?」って心配にもなりますがホントに色乗ってるので大丈夫! 塗っては乾燥し塗っては乾燥しを繰り返し、しっかり塗装します。

各所の金色部分についてはいったん塗装し、マスキングした上で青を塗ります。
(襟に関してはマスキングが至難の業なのでマーカーを使いました)
髪飾りは銀色部分とリボンを……根性で塗ります。えーとその、頑張れ!

全てのパーツを塗り終えたら……遂に完成……!! ……ではないです。

・塗装-トップコート

トップコートとは、塗膜を保護する膜の事です。
こちらもサフと同じく缶スプレーでぶわーってやるだけなので簡単。

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トップコートには大きく三種類、「光沢」「半光沢」「艶消し」があります。
「光沢」はメタリック・パール塗装や美しい曲面に適しており、
「艶消し」は逆に迷彩塗装やリアル寄りな表現に適しています。
「半光沢」はその中間ですね。

今回は全身ほぼ布なので「艶消し」を使います。

金色部分保護のマスキングテープをはがしてェ!!
あとはもう何も考えない!! これで終わりだ!! 終わりなんだーッ!!!
うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!! ぶしゃーッッッ!!!

 

 

・組立

全ての塗装作業が終了したので組み立てをします。
だいたいはそのまま組み立てるだけで問題ありませんが、3点だけ。

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まず先ほど述べた様に髪飾りを装着します。
具体的にはマスキングテープをはがし、髪を部分的に平面に切り取って瞬間接着剤で固定します。

次に腰部ユニットの固定です。

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肌色ランナーの「C」とか「F」とか書いてる部分、平べったい箇所を6mm×3mmに切り出し、画像の様に組み立て、接着します。これで腰部ユニットがカポカポ外れる事はなくなります。
(分かり易さ重視で布スカートをハメていませんが、ハメた後に接着した方が簡単です)

最後に前回も紹介したコレ↓を胴体クラッシュマント襟下に接着します。
これで襟下のレース飾りを再現します。

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あとは、組み立てるだけ……! 

 

やっとこの時が来ました……長かった……。
塗装した後の完成品が組みあがるこの時間がいっっっちばん楽しいんだよなぁ……。
完成したらこれ使ってブンドド(ブーンドドーンの略。早い話がお人形さん遊び)するんだ……。
gifアニメにするのもいいよな、コマ撮りなんかしちゃってさ、えへへ……。

 

 

 

ミシッ…………。

 

 

 

ぁえ?

刹那、思い起こしたのは自らの言葉。

「塗装が終わっていざ組立! という時に関節がへし折れると心もへし折れますからね!!!」

脳内を駆け巡る警鐘。噴き出す冷や汗。手に残る嫌な感触。聞こえたハズなのに、聞こえなかったことにしたい、音。……嘘だ。信じたくない。そんな馬鹿な話があるか。3か月だぞ、このプロジェクトは……!

震える手を必死で抑え、音の在り処をのぞき込む。そこで私が見たのは……。

 

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制作・編集G


うわぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!(爆散)

どうして……どうして……マスキングしたのに……どうして……!!!
根元……根元か……? 届いていなかったっていうのか……?
それとも、穴の方か……? 上腕側をマスクしてなかったからか……?


という事で、右肘関節は骨折しました。あと左足首も骨折しました。
辛うじて瞬間接着剤で補修したので大事には至りませんでしたが、いやぁショックでした。苦しい。

 

ア、アクシデントはありましたが、何はともあれようやく完成!!


1/135 ソフィア 遂に顕現です!!

・完成

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ソフィアだ……ソフィアがいる……!
思ってたより、ちゃんとしてる……!

頭から胴体周りの情報量がちょうどいい感じですね、首元のレース飾りとか髪飾りとか。目力もソフィア感がある……ある、よね?

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各所の金もアクセントとして機能しています。
布パーツも目立ち過ぎず馴染んでいてそれっぽいです(自画自賛)。

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原作では絶対にやらないであろうポーズも取らせることが出来ます!
3mm穴装備できる方の髪も改造すれば猫耳も生やせるし!
(写真のはマスキングテープで無理やりくっつけてるだけです)

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手首は元々のレティシアのものなので付け替えが可能です。
武器持ち手にすれば画像の様にいろんなものを持たせられますね!
原寸のソフィアがこんなん持ってたら怖いですね~。

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手に持つとこんな感じ。
まるでアルスとソフィアが逆転したようです。
いつもソフィアはこの位のサイズ感でアルス達人間を見ているのかも。
(本当はアルスもパテで作ろうとしたんですが流石に無謀でした……)

・おわりに

1/135 ソフィア立体化プロジェクトはこれで終了です。いかがでしたか?
美少女プラモデルの楽しさと可能性を少しでも感じていただければ幸いです!

本当は可動を活かしてちょっとしたアニメーションとか作ろうと思っていたんですが
骨折したのもあって動かすのがすごい怖くなっちゃって断念しました……。
これは次回以降の課題ですね!

ともあれ、ちゃんと着地出来て良かったです……。
この3か月、長いようであっという間でした。第1回を作った時より個人的にも忙しくなってしまって改造パート以降は本当にアタフタしましたがこうして完成品を手に取るとやっぱり達成感があります。

ここまで漕ぎつけられたのも、ひとえに協力してくれた方々のおかげ……。

ご協力いただきました、山田怜先生、そしてコトブキヤの皆さん、本当にありがとうございました!


次のプロジェクトは既に動き始めています…!
MAGCOMIプラモデル部は毎月20日更新です! 次回以降の更新もお楽しみに!

  

・商品紹介

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―「出会いを手放さないで」―

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本ブログへ掲載した画像は、『ソフィアの円環』第①巻、

およびコトブキヤ公式サイトより抜粋・引用させていただきました。

 

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